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マデイラ・ワイン(ポルトガル語、Vinho da Madeira)とは、ポルトガル領のマデイラ島で造られている酒精強化ワインである。なお、一般的なワインは通常醸造酒に分類される酒だが、酒精強化ワインは混成酒に分類される酒である。したがって、当然マデイラ・ワインも混成酒である。 == 概要 == マデイラ・ワインは、ブドウ果汁が酵母によって醗酵している時に蒸留酒を添加することで、醗酵中のブドウ果汁のエタノールの濃度を上昇させて酵母を死滅させることによって、強制的に醗酵を止めるということを行う酒精強化ワインの1種であり、シェリーやポートワインと並んで、世界3大酒精強化ワインの1つに数えられる 〔 明比(2003) p.9 〕 。 酒精強化ワインの場合、酵母を死滅させたことにより、ブドウ果汁に含有されているグルコースなどの糖類が酵母によって消費されなくなるため、ブドウ果汁の甘味が比較的残ったワインに仕上がる。もちろん、どの程度グルコースなどの糖類が消費された頃に蒸留酒を添加するかによって、この甘味は調整が可能であり、製品によって甘味の強さは異なる。そして、使用するブドウの品種や栽培条件などによっても製品の甘味の強さなどは異なってくる。この他、マデイラ・ワインの場合は、エストゥファと呼ばれる加熱処理が行われるため、独特の風味を持つ。したがって、マデイラ・ワインには辛口から甘口まで様々タイプが存在する。通常マデイラ・ワインは、一般的なワインよりもアルコール度数が高く、17%から22%くらいの製品が普通である。なお、一般に辛口のマデイラ・ワインは食前酒、甘口のマデイラ・ワインはデザートワイン(食後酒)として飲まれる 〔 ただし「辛口は食前酒、甘口は食後酒」というのは規則ではない。飲む人の好みに応じて、好きなタイプを選択して構わない。 〕 。 また、安価なものは料理酒としても用いられることもある。 このマデイラ・ワインは、公的管理機関であるIVM(マデイラ・ワイン・インスティトゥート)によって、ブドウの産地や品種、熟成期間などが細かく定められている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「マデイラ・ワイン」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Madeira wine 」があります。 スポンサード リンク
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