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マネキン()は、店頭において各種商品の宣伝・販売促進にあたる販売員(宣伝販売促進員)〔職業安定法施行規則 〕〔厚木マネキン紹介所 の「マネキンの仕事」〕や、その職種〔(有)長崎マネキン紹介所 の「マネキンとは」〕を指す。服飾品の販売から使われるようになった用語であるが、食品の試食・実演販売などにも用いられている。 単に「マネキン」と言った場合は、衣服の展示に使われる等身大の人形(マネキン人形)を指すことも多い。職種は「マネキン職」、従事者は「マネキンさん」などとも呼ばれる〔。服飾業界ではフランス語での発音に従った「マヌカン」も用いられる。 == 名称 == 「マネキン」は、フランス語で「モデル」を指す(マヌカン)の英語読みに由来する。マヌカンでは客を招かないということで化粧品会社が、「招き猫」とかけて造語された〔。 さらに、この「マヌカン」はオランダ語で「小人」を指すmanikinに由来している。 日本における「マネキン」の語は、マネキン人形を指すために用いられたのが早く、1925年(大正14年)3月には初のマネキン人形専業メーカー「島津マネキン」(京都府京都市)が創業している〔マネキンのすべて (日本マネキンディスプレイ商工組合 )〕。モデル兼販売員としての「マネキン」は、関東大震災の5年後で、昭和天皇の即位の大礼が行われた1928年(昭和3年)3月に東京府東京市・上野で開催された大礼記念国産振興東京博覧会において、高島屋呉服店が「マネキン・ガール」を登場させたのがはじまりである。 職業安定法施行規則において「モデル又はマネキン」は、「専門的な商品知識及び宣伝技能を有し、店頭、展示会等において相対する顧客の購買意欲をそそり、販売の促進に資するために各種商品の説明、実演等の宣伝の業務(この業務に付随した販売の業務を含む。)を行う者」と規定されている〔。有料職業紹介事業所の一形態として、店頭販売員の職業紹介に特化した「マネキン紹介事業」(マネキン紹介所)があり、「正式な職種名」〔として事業所や業界団体の名称として使われている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「マネキン」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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