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マルコマンニ族 : ミニ英和和英辞書
マルコマンニ族
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。


マルコマンニ族 ( リダイレクト:マルコマンニ ) : ウィキペディア日本語版
マルコマンニ

マルコマンニ(Marcomanni)は、古代ヨーロッパに存在したゲルマン系の民族の1つで、ブリ族スエビ族などと関係が深いと見られている。
== 歴史 ==

=== 出自 ===
マルコマンニという名称の語源には2つの説がある。第一は古いゲルマン語の "march"(前線、境界の意)と "men"(人々)を組み合わせた語という説である。第二は、紀元前13年ごろ大ドルススローマ軍団によるゲルマン遠征の際に副官として同行したマルクス・ファビウス・ロマーヌスの名を由来とする説である。彼はローマを捨て、ゲルマン人を軍隊としてまとめたとされている〔POMOERIVM, vol. 3, 1998〕。あるいは、マルクス・ファビウス・ロマーヌスは遠征中に逃亡したのではなく、小麦の投機売買をした罪で追放されたとする文献もある。この場合も追放された後のロマーヌスをマルコマンニ族と結び付けている。いくつかの一次文献によれば、ロマーヌスは元老院議員で広大な土地を所有していたという。また、戦車競走のチームスポンサーだったとも言われているが、これについては疑問も呈されている〔。
大ドルススは紀元前9年にマルコマンニ族を攻撃し、彼らを現在のボヘミア地方に追いやった。その地でマルコマンニの王マルボドゥウスが強力な王国を築き、アウグストゥスはそれをローマ帝国への脅威とみなした。しかしアウグストゥスがそれに対処する前にイリュリアでの戦争が起き、マルコマンニ討伐は行われなかった。そうこうしているうちに、マルボドゥウスはカトゥアルダに王位を奪われ、追放された(紀元19年)。
紀元1世紀後半のタキトゥスの『ゲルマーニア』によれば、マルコマンニ族の王はローマの承認を得て即位していたという〔Tacitus: Germany Book 1 (40) 〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「マルコマンニ」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Marcomanni 」があります。




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