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タウノ・マルッティネン(Tauno Marttinen, 1912年9月27日 - 2008年7月18日)はフィンランドの作曲家。 ヘルシンキ出身。1920年から1925年、さらに1930年から1935年までヴィープリの音楽アカデミーでピアノと作曲を学んだ。さらに1935年から1937年までシベリウス音楽院でイルマリ・ハンニカイネンとセリム・パルムグレンにピアノを師事した。1958年にはスイスに留学してウラディーミル・フォーゲルに十二音技法を教わった。 1949年から1958年までハメーンリンナの市立オーケストラの指揮者を務め、1950年には同地に音楽研究所を設立し、1975年まで所長を務めた。またT.M.やトリトンのペンネームで評論活動も行った。 作品には10の交響曲、20のオペラ、7つのバレエ、協奏曲、室内楽曲、オルガン曲、ピアノ曲、合唱曲などがある。作曲を始めたのは1950年代前半で、後期ロマン派・国民楽派のスタイルで出発した。スイスでフォーゲルに学んだ後の、交響曲第1番・交響曲第2番・ヴァイオリン協奏曲では十二音技法が取り入れられている。また打楽器の使用法や色彩感などにオリヴィエ・メシアンの影響もみられる。 == 文献 == * Donald Jay Grout, Hermine Weigel Williams: ''A short history of opera'', 4th Edition, Columbia University Press, 2003. 1030 p., ISBN 978-0-231-11958-0 * John David White, Jean Christensen: ''New music of the Nordic countries'', Pendragon Press, 2002. 605 p., ISBN 978-1-576-47019-0 * Ruth-Esther Hillila, Barbara Blanchard Hong: ''Historical dictionary of the music and musicians of Finland'', Greenwood Publishing Group, 1997. 473 p., ISBN 978-0-313-27728-3 * Timo Makinen, Seppo Nummi: ''Musica fennica : an outline of music in Finland'', Helsingissa: Kustannusosakeyhtio, 1985, 191 p. * ''Catalogue of Finnish orchestral works and vocal works with orchestra'', Helsinki: Teosto, , 123 p. * ''Catalogue, opera omnia'' by Dirk Meijer, Hämeenlinna, Leeuwarden 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「タウノ・マルッティネン」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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