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Malpighian tube =========================== ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
マルピーギ管(Malpighian tubule)は昆虫・多足類・クモ・緩歩動物で見られる浸透圧調節・排出器官である。 この器官は消化器から伸びる分岐した管から構成され、血リンパから水や代謝産物などを排出する。17世紀の解剖学者マルチェロ・マルピーギにちなんで命名された。 マルピーギ管はクモ類にも単枝亜門(Uniramia)にもあるが、これが相同か収斂進化の結果かは不明である。 ==構造== 通常は消化管の後方に開く細い管として見られる。管の数は種によって異なるが、ほとんどの場合2の倍数である。単細胞層から構成され、近位末端は中腸と後腸の間に開くが遠位末端は閉じ、入り組んでいるのが普通である。血リンパに浸かっており、脂肪体組織と近接している。アクチンが全体の構造を支え、管に沿って物質を輸送するための微絨毛を持つ。ほとんどの昆虫では筋肉組織が付随するが、これには内容物を混合したり血リンパをかき混ぜたりする役割があると考えられる。シミ目・革翅目・総翅目の昆虫はこの筋肉組織を持たず、アブラムシ科・トビムシ目の昆虫はマルピーギ管を欠く。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「マルピーギ管」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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