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マルミジンコ科 Chydoridae Stebbing, 1902 はミジンコの仲間の分類群の一つ。非常に多くの属種を含む。小型で底生などプランクトン的でないものが多い。 == 特徴 == 体全体が頭甲と殻に覆われている〔以下、主として水野・高橋編(1991)p.160〕。頭甲は前が伸びて吻となる。複眼と単眼がある。単眼の方が小さいのが普通だが、本類では複眼が小さいものが多く、単眼が複眼に近い大きさのものや複眼より大きい例もある。 第1触角は吻の基部にあって短く、大抵は吻の先端に達しない程度。多少だが動かすことが出来る。遊泳に用いられる第2触角は短い例が多い。先端は2分枝があり、内外肢共に3節しかない。遊泳剛毛は内肢に4ないし5本、外肢に3本。殻に収まる胸脚は5-6対。腸管は長くて体内で螺旋状に巻いて収まっている。さらに後方に盲嚢(盲腸と呼ばれる)を持つものが多い。腹部後端部分は幅広くて左右から強く扁平になっている。 雄は雌より小型で吻が短く、第1触角に特殊な触毛を持ち、第1胸脚に鈎がある。 殻が比較的厚くて黄色、黄褐色などの色を持つものが多く、一部を除いては1mm以下の小型の種が多い〔上野編(1973),p.424〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「マルミジンコ科」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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