|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana) ・ 式 : [しき] 1. (n,n-suf) (1) equation 2. formula 3. expression 4. (2) ceremony 5. (3) style ・ 機 : [き, はた] (n) loom ・ 機関 : [きかん] 【名詞】 1. (1) mechanism 2. facility 3. engine 4. (2) agency 5. organisation 6. institution 7. organ ・ 機関車 : [きかんしゃ] 【名詞】 1. locomotive 2. engine ・ 関 : [せき, ぜき] (suf) honorific added to names of makuuchi and juryo division sumo wrestlers ・ 車 : [くるま] 【名詞】 1. car 2. vehicle 3. wheel
マレー式機関車()は、関節式機関車の一様式で、一方の走り装置は車体の下に固定されており、もう一方の前側の走り装置が進行方向に沿って首を振るようにした構造のものである。スイスの技師アナトール・マレーによって発明された。 == 構造 == 1個のボイラーを有し、ボイラーの下に2組の走り装置(シリンダー・動輪など)を備えている。シリンダーは高圧と低圧の2種を前後2組備えており、合計4つのシリンダーを持つ。 後方の走り装置には高圧シリンダーを装備し、前方の走り装置には低圧シリンダーを装備する。ボイラーで作られた蒸気はまず後方の高圧シリンダに送り込まれてピストンを駆動し、続いてその蒸気が管を通り低圧シリンダーに送り込まれてピストンを駆動してから排出される。このため、複式機関車の一種でもある。 後部の高圧シリンダーを備えた台枠は普通の機関車と同様にボイラーに固定されているが、低圧シリンダーを備えた前部台枠は後部台枠とは左右に首を振る関節でつながれ、曲線に沿って首を振る構造となっている。ボイラー前部の荷重は左右にスライドするベアリングにより前部台枠に伝えられる。 アメリカでは大型高出力機関車の要求が大きかったため、マレー式の台枠構造を取り入れた機関車が多数作られたが、これらの多くはボイラーで作った蒸気を直接4つのシリンダに供給し、そのまま蒸気を排出する単式蒸気機関車(シンプルアーティキュレーテッド=単式関節形蒸気機関車)である。これは外観は複式のマレー式機関車に類似しているが、厳密にはマレー式ではない。しかしながら他に名称がないためマレー式と呼ばれることも多い(複式との区別のため単式マレーとも呼ばれる)。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「マレー式機関車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|