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マロティ=ドラケンスバーグ公園 : ミニ英和和英辞書
マロティ=ドラケンスバーグ公園[まろてぃ=どらけんすばーぐこうえん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
: [こう]
  1. (n,suf) prince 2. lord 3. duke 4. public 5. daimyo 6. companion 7. subordinate
公園 : [こうえん]
 【名詞】 1. (public) park 
: [その]
  1. (n,n-suf) garden (esp. man-made) 2. park 3. plantation 

マロティ=ドラケンスバーグ公園 : ウィキペディア日本語版
マロティ=ドラケンスバーグ公園[まろてぃ=どらけんすばーぐこうえん]

マロティ=ドラケンスバーグ公園(マロティ=ドラケンスバーグこうえん、Maloti-Drakensberg Park)は南アフリカ共和国ウクハランバ・ドラケンスバーグ公園〔表記揺れはウクハランバ・ドラケンスバーグ公園#表記の揺れを参照のこと。〕およびレソトセサバテーベ国立公園を対象とするUNESCO世界遺産リスト登録物件である。を含むドラケンスバーグ山脈の美しい自然景観や生物多様性、さらにはサン人たちが数千年にわたって残してきた数々の岩絵などの考古遺跡群という、自然・文化両面の価値が評価された複合遺産であり、では最大の自然保護区を形成している。
2000年に登録された当初は南アフリカ共和国のウクハランバ・ドラケンスバーグ公園のみを対象としていたが、2013年にセサバテーベ国立公園が拡大登録されたことから、登録名称が変更となった。レソトにとっては初の世界遺産である。
== 登録経緯 ==

南アフリカ共和国の世界遺産条約締約は1997年7月10日のことであり、1999年には同国初の世界遺産としてロベン島など3件の登録を果たしていた。ウクハランバ・ドラケンスバーグ公園は同国初の複合遺産を目指し、1999年6月30日に推薦された物件である
審議に先立ち、文化遺産要素の諮問機関である国際記念物遺跡会議 (ICOMOS) は、そこに残る岩絵群の多様性や密度が他には見られないレベルであることなどを評価し、「登録」を勧告した。他方、自然遺産要素の諮問機関である国際自然保護連合 (IUCN) は、シミエン国立公園エチオピアの世界遺産、1978年登録)などとの比較を踏まえ、地球生成の歴史などの面での顕著な普遍的価値は認めなかったものの、自然美と生物多様性についての価値は認め、やはり「登録」を勧告した。
これらの勧告を踏まえて、第24回世界遺産委員会(2000年)で審議され、勧告通りにその価値が認められた。登録名称は「ウクハランバ/ドラケンスバーグ公園」(uKhahlamba/Drakensberg Park) である〔単独で世界遺産に登録されていたときの名称はuKhahlamba/Drakensberg Park だが、マロティ=ドラケンスバーグ公園の構成資産としての名称はuKhahlamba Drakensberg Park である(いずれも世界遺産センターの表記)。〕。アフリカでの複合遺産の登録は、バンディアガラの断崖(ドゴン人の地)マリ共和国の世界遺産、1989年登録)以来2件目〔世界遺産センターの区分でのアフリカは実質的にサブサハラアフリカを指す。「アラブ諸国」に分類されているアフリカ大陸の国も考慮するならば、タッシリ・ナジェールアルジェリアの世界遺産、1982年)も含むので3件目である。〕であった。
この登録に先立つ勧告では、ICOMOSもIUCNも共通して、レソトへの拡大を考慮すべきことを盛り込んでおり〔 , 〕、実際、レソトと南アフリカは1997年以来、国境を越えた自然保護で協力し合っていたが、レソトはその時点では世界遺産条約を締約していなかった。レソトは2003年11月25日に世界遺産条約を締約し〔Lesotho – World Heritage Centre (2014年6月7日閲覧)〕、ウクハランバ・ドラケンスバーグ公園と隣接するセサバテーベ国立公園を2008年10月8日に世界遺産の暫定リストへと記載した。
セサバテーベ国立公園は、ウクハランバ・ドラケンスバーグ公園の拡大案件として、2012年1月27日に正式推薦された〔。ICOMOSは文化遺産面について、レソト当局が主張する「南方様式」(Southern Style) の岩絵の独自性の定義が不明瞭であることや、岩絵の調査が不十分であること、その結果として推薦範囲外にも同等の価値を持つ岩絵がある可能性を排除できないことなどから、「登録延期」を勧告した。他方、IUCNはセサバテーベ国立公園の面積 (6,500 ha) は、ウクハランバ・ドラケンスバーグ公園 (242,813 ha) に比べてあまりにも小さいが、しかし、独特の生態系などの面から、後者の世界遺産としての価値を補強する上では不可欠と評価し、「登録」を勧告した。
第37回世界遺産委員会(2013年)の審議では、文化遺産面についても逆転で認められ、拡大登録に至った。IUCNは勧告時に新登録名を「マロティ・ドラケンスバーグの越境世界遺産」 (Maloti Drakensberg Transboundary World Heritage Site) とすべきことを提案しており、登録直後の世界遺産センターによるプレスリリースでは実際にそうした名称が使われていたが〔Honghe Hani Rice Terraces inscribed on UNESCO’s World Heritage alongside an extension to the uKhahlamba Drakensberg Park 世界遺産センター、2013年6月22日)(2014年6月7日閲覧)〕、最終的な登録名は「マロティ=ドラケンスバーグ公園」となった〔。
これは、レソト初の世界遺産である。また、アフリカでの国境を越える複合遺産は初めてであり、世界的にもピレネー山脈のモン・ペルデュスペイン/フランスの世界遺産、1997年登録)以来、2件目である。なお、2000年に登録された時点では、文化的景観に分類される可能性が指摘されていたが〔、2013年の拡大登録時には、可能性への言及自体が消えた〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「マロティ=ドラケンスバーグ公園」の詳細全文を読む




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