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マンティコア (Manticore) は、伝説の生物。主な生息地はインドやマレーシア、インドネシアで、森林に住むとされる〔松平 (2005)、196頁。〕。メメコレオウス (Memecoleous) などとも呼ばれる。 == 概要 == その姿は、体の色は赤く、尾はサソリのそれに似た形状で、そこに毒針があり(毒が無い代わりに矢のように飛び散る24本の棘と数がはっきりしているものや、太い1本というものもある)〔富士見書房刊・モンスターコレクション-ファンタジーRPGの世界-マンティコアの項、270頁。〕、それで相手を刺したり〔松平 (2005)、194頁。〕相手に槍のように投げつける〔松平 (2005)、195頁。〕。3列に並ぶ鋭い牙を持つが、顔と耳は人間に似ている。大きさはライオンぐらいである。走るのが非常に早く、人間を好んで食べる〔松平 (2005)、194-195頁。〕。 マンティコアは英語読みで、ギリシャ語形ではマンティコーラース (Μαντιχώρας)という。これは、ペルシア語で「人を食らう生き物」を意味するmartiya khwarの誤読に由来する。 古くはアジア各地に生息するベンガルトラの異称であったが、人を喰らうトラの恐ろしげなイメージが一人歩きして異形の怪物と考えられるようになった。 マンティコアは古くから知られており、紀元前5世紀-4世紀頃の医師で歴史家のクテシアスが記した『』や、古代ギリシアの哲学者アリストテレスの『動物誌』、大プリニウスの『博物誌』(博物誌では、エチオピアに生息している怪物として紹介されている)などに紹介されて西洋世界に知られるようになった〔松平 (2005)、194-196頁。〕。 中世の動物寓意譚にもしばしば登場し、恐るべき速さで人間に襲いかかって食い殺すとされた。さらにキリスト教の教義では、悪魔を象徴するものだとされた〔松平 (2005)、195-196頁。〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「マンティコア」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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