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マントー : ウィキペディア日本語版
マントー[ちょうおん]

マントー(Manto)は、ギリシア神話に登場する複数の人物の名前である。最も有名なのは、テイレシアースの娘である。マントーという名前は、古代ギリシア語で「予言者、預言者」を意味する''Mantis''に由来する。
==テイレシアースの娘==
マントーは、預言者テイレシアースの娘でモプソスの母である。テイレシアースはティーヴァの神官で、伝承によると、交尾中の蛇が直撃した後女性に変わり、その後はへーラーの巫女になったと言われている。
エピゴノイの戦争の間、マントーは戦利品としてデルフォイに連れていかれた。アポローンは、彼に関する預言を探させるために彼女をコロポンに派遣した。彼女はラキオスと結婚し、モプススを産んだ(ただしいくつかの理由により、アポローンが父親であった)。『ビブリオテーケー』によると、彼女はアルクマイオーンとの間にアムピロコスティーシポネーの2人の子供を授かった。ローマ神話では、マントーはイタリアを訪れ、ティベリウスとの間にオクヌスを産んだ。オクヌスはマントヴァを発見し、母親の名前から名付けた。
マントーの預言の能力は、父を遙かに凌ぐものだったと言われている。
彼女は、ダンテ・アリギエーリの『神曲地獄編』において、ダンテが第八圏第四の嚢で見た魔女の1人である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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