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マーシャル・ニーレンバーグ : ミニ英和和英辞書
マーシャル・ニーレンバーグ[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

マーシャル・ニーレンバーグ : ウィキペディア日本語版
マーシャル・ニーレンバーグ[ちょうおん]


マーシャル・ウォーレン・ニーレンバーグ(Marshall Warren Nirenberg、1927年4月10日 -2010年1月15日 )は、アメリカ合衆国生化学者、遺伝学者で、遺伝暗号翻訳タンパク質合成の研究で、ロバート・W・ホリーハー・ゴビンド・コラナとともに1968年度のノーベル生理学・医学賞を受賞した。
==研究==
1959年までに、オズワルド・アベリーフランシス・クリックジェームズ・ワトソンらの研究によって、遺伝情報を保持する分子はDNAであることが明らかとなっていた。しかし、DNAがどのように複製し、DNAの情報がどのようにタンパク質に伝わり、またその過程でRNAがどのような役割を果たすのかは分かっていなかった。ニーレンバーグはアメリカ国立衛生研究所のハインリッヒ・マッシーとともにこの問題に答えようとした。彼らは、ウラシルのみで構成されたRNAを作り、このRNAを、DNA、RNA、リボソームほかタンパク質合成に必要な細胞装置を含んだ大腸菌の抽出液に加え、さらに余分なDNAを分解するDNA分解酵素と5%の放射標識アミノ酸、95%の通常のアミノ酸を加えた。すると、放射標識されたフェニルアラニンを含む抽出液で、得られたタンパク質に放射標識が見られた。この実験によって、遺伝暗号UUUはフェニルアラニンを意味することが明らかとなった。これはコドンの解読の第一歩であり、伝令RNAの役割を始めて示した実験である。
ニーレンバーグはこの実験で大きな注目を集めた。数年後に彼らは同様の実験を行い、アデニンだけからなるAAAはリシンシトシンだけからなるCCCはプロリングアニンだけからなるGGGは何もコードしないことを明らかにした。次のブレイクスルーは、ニーレンバーグの研究室の大学院生であるフィリップ・リーダーがもたらした。彼は運搬RNAの配列を決定する方法を考案したのである。この方法によりコドンの解読は一気に進み、50のコドンの解読が終了した。コラナの実験によりこれらの結果が検証され、遺伝暗号は完全に明らかとなった。
ニーレンバーグは後に神経科学ホメオボックス遺伝子の研究を行った。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「マーシャル・ニーレンバーグ」の詳細全文を読む




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