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マーシャル・ラーナー条件 : ミニ英和和英辞書
マーシャル・ラーナー条件[まーしゃるらーなーじょうけん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
条件 : [じょうけん]
 【名詞】 1. conditions 2. terms 
: [くだん, けん]
 【名詞】 1. matter 2. case 3. item 

マーシャル・ラーナー条件 : ウィキペディア日本語版
マーシャル・ラーナー条件[まーしゃるらーなーじょうけん]
マーシャル・ラーナー条件(: Marshall-Lerner condition)は、一国の実質為替レートの下落がその国の貿易収支を改善させるかどうかについての条件式を与えるものである。経済学者アルフレッド・マーシャルアバ・ラーナーによって提唱された。
== 概説 ==
経常収支CAは輸出額EXと輸入額
qEX^

との差である。qは実質為替レートであり、

EX^

は外貨で測定された輸入額である。
: C \! A = EX - q EX^

経常収支と輸入額は共にqと国内の所得レベルYの関数である。海外の所得を一定だと仮定しているのでEXqのみの関数である。ここでは国内の可処分所得は一定という仮定をおいている。経常収支の式の全微分を考えて
: dC \! A = \frac dq - q \left( \frac dq + \frac dY \right) - (dq) EX^

を得る。ここで、実質為替レートに対する輸出需要の弾性値と輸入需要の弾性値をそれぞれ
: \zeta \equiv \frac \frac \; \quad \zeta^ \equiv - \frac \frac

と定義する。さらに初期状態においては経常収支はプラスマイナスゼロだと仮定する。
: EX = q EX^

この場合、経常収支の実質為替レートに関する1階の偏微分

\frac

がゼロより大きくなる条件は
:
\zeta + \zeta^ > 1

であり、これがマーシャル・ラーナー条件である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「マーシャル・ラーナー条件」の詳細全文を読む




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