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マーチンベーカー・エアクラフト : ミニ英和和英辞書
マーチンベーカー・エアクラフト[らふ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
カー : [かー]
 【名詞】 1. car 2. (n) car
ラフ : [らふ]
  1. (adj,n) rough 2. (adj,n) rough

マーチンベーカー・エアクラフト : ウィキペディア日本語版
マーチンベーカー・エアクラフト[らふ]

マーチンベーカー・エアクラフトMartin-Baker Aircraft Co. Ltd.)は、射出座席と航空機用安全装備関連機器の製造業者である。射出座席の分野でパイオニアとなる以前の元々は航空機メーカーであった。本社はイギリスバッキンガムシャー ハイアー・デナムにあり、その他の事業所がフランスイタリアアメリカ合衆国にある〔"Facilities." ''Martin-Baker.'' Retrieved: 31 October 2012.〕。
マーチンベーカー社は世界中の93の空軍に射出座席を供給している〔"Martin-Basker: About." ''Martin-Baker.'' Retrieved: 31 October 2012.〕。マーチンベーカー製の座席は200機種以上の固定翼機と回転翼機に取り付けられており、最近ではロッキード・マーティン F-35 ライトニング II計画にも採用されている。
マーチンベーカー社は1946年に初めて飛行中の航空機から人間の射出テストを行って以来〔"Martin Baker: Milestones." ''Martin-Baker.'' Retrieved: 31 October 2012.〕合計で7,429名の生命を自社製射出座席で救った(2013年の時点で)と述べており〔"Martin Baker." ''Martin-Baker.'' Retrieved: 18 August 2013.〕、公式サイトのトップで生存者数を随時カウントしている。
マーチンベーカー社はヘリコプターや固定翼機向けに設計された耐衝撃座席も製造しており、2012年時点で2万席以上の耐衝撃座席を納入している。同社は同族経営企業であり、故ジェームズ・マーティンの2人の息子が経営している〔。
== 歴史 ==
「マーチンの航空機工場」("Martin's Aircraft Works")は元々1934年にジェームズ・マーティン(後にサーを受勲)が航空機製造業者として設立した。この工場は1920年代終わりに操業を開始し、MB1、MB2、MB3、MB5の4機種の試作機の設計/製作が行われた。MB1の設計と試験の間にマーティンとヴァレンタイン・ベイカー大尉は友好を深め、共同して「マーチンベーカー」社("Martin-Baker Aircraft Company Ltd")を設立した〔"Martin-Baker: History and developments." ''Martin-Baker.'' Retrieved: 31 October 2012.〕。
マーティンとベイカーは1930年代初めにMB1という通常とは異なる構造の複座低翼単葉機を設計した。この機体は座席の背後の胴体内にデ・ハビランド ジプシー エンジンを搭載し、並列に座る操縦士と乗客の間を貫通するドライブシャフトで固定ピッチのプロペラを駆動していた。この計画は資金の逼迫により途中で放棄されたが、胴体とエンジンの搭載までは完成していた。マーチンベーカー社はラウル・ハフナー設計のオートジャイロも1機製作し、2人とって初めての完成機となるこの機体は後にヘストン飛行場でベイカー大尉の操縦で試験が行われた〔Valentine Baker Retrieved 21 July 2013〕。
1935年にマーティンとベイカーは複座の小型ツーリング機マーチン・ベイカー MB 1を設計し、飛行させた。1938年に飛行したネイピア ダガー エンジンを搭載したマーチン・ベイカー MB 2は初の軍用機〔''Flight'' 1939, p. 563.〕であり、熱帯地域で使用する戦闘機を求めた航空省要求仕様 F.5/34に合致するように設計されたプライベートベンチャーの機体であった。M.B.2は試験にかけられたがこの機体にしろ他の機体にしろ要求仕様F.5/34で採用された機体は無かった〔Johnson and Heffernan 1982, pp. 60–66.〕。
* マーチン・ベイカー MB 3(1942年): ネイピア セイバー エンジン搭載の6門の機関砲を装備した単発戦闘機;ベイカー大尉はこの試作機の試験中に墜落して死亡した〔。
* マーチン・ベイカー MB 4(1943年): ロールス・ロイス グリフォン エンジン搭載の単発戦闘機。設計段階でキャンセル。
1944年に初飛行を行ったマーチン・ベイカー MB 5はMB 3の試作2号機として始まったが鋼管フレーム式の胴体を持つように大幅に設計が改められていた。本機はグリフォン エンジンで二重反転プロペラを駆動していた〔''Flight'' 1945, pp. 588–590.〕〔Johnson and Heffernan 1982, pp. 67–73.〕。
* マーチン・ベイカー MB 6(1945年): バネ仕掛けのスイングアームで作動するゼロ/ゼロ方式の射出座席を装備した第二次世界大戦時のジェット戦闘機の計画機。
* マーチン・ベイカー MB 7(1946年)''Black Bess'': 戦後の迎撃機/高速度試験機の計画。縮小型の飛行模型が製作されたが1947年にキャンセル。
マーチンベーカー社は第二次世界大戦中にはスーパーマリン スピットファイア機用の防弾座席といった航空機部品を製造していた。1944年に同社は航空生産省から高速度を飛行する戦闘機から搭乗員を安全に脱出させることが可能な射出座席の研究を持ちかけられた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「マーチンベーカー・エアクラフト」の詳細全文を読む




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