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マーチ・811 : ミニ英和和英辞書
マーチ・811[じゅういち]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

マーチ・811 : ウィキペディア日本語版
マーチ・811[じゅういち]

マーチ・811 (March 811) は、マーチがのF1世界選手権用に開発したフォーミュラ1カー
RAMレーシングが使用し、ポイントを獲得することはできなかった。そのモデル名にもかかわらず、伝統的なレーシングカービルダーであるマーチ・エンジニアリングとは関係がなかった。811は6台が製作されたが、その内の1台は他カテゴリーでも使用された。
==背景==
マーチ・811はRAMレーシングの依頼によって開発された〔David Hodges: ''A-Z of Grand Prix Cars 1906-2001'', 2001 (Crowood Press), ISBN 1-86126-339-2, S. 147.〕。
RAMレーシングは様々なカテゴリーで1975年から活動しているイギリスのレーシングチームだった。1970年代後半にチームはその焦点をオーロラAFXフォーミュラ1シリーズ(F1レギュレーションに従って開催されていたイギリス国内選手権)に合わせて活動していた。1980年シーズンにはタイトルを獲得している。RAMは、、のF1世界選手権にスポット参戦している。このときは純粋なカスタマーチームとしてブラバム、マーチ、ウィリアムズの車両をリースまたは購入しての参加だった。1980年にエミリオ・デ・ヴィロタを擁してオーロラシリーズのタイトルを獲得した後、チームはF1世界選手権にステップアップした。オーロラシリーズとは異なり、チームは独自のマシンを設計する必要があった。RAMは十分なリソースを持っていなかったため、イギリス人デザイナーのロビン・ハードと手を結ぶ。ハードはマーチ・エンジニアリングの創設者の一人で、株式を多数保有していた。ハードとRAMは1980年秋にマーチ・グランプリを設立するが、これはマーチ・エンジニアリングとは関係の無い独立した組織であった〔David Hodges: ''Rennwagen von A-Z nach 1945'', Motorbuch Verlag Stuttgart 1993, ISBN 3-613-01477-7, S. 165.〕。マーチ・エンジニアリングは当時F2マシンを製造していたが、そこからの技術移転はなかった。車は最終的にハードの持つもう一つの別会社、マーチ・エンジンズで製作された〔。
ハードとRAMが製作した車は識別のため「マーチ」の名を使用し、モデルナンバーの「811」も最初の2桁が年度、後の1桁はF1を示すという、マーチ・エンジニアリングの命名法に沿った名が付けられた〔〔David Hodges: ''A–Z of Grand Prix Cars 1906–2001'', 2001 (Crowood Press), ISBN 1-86126-339-2, S. 196.〕。811はしばしば「マーチだが、マーチではない」と表現される〔Mike Lawrence: ''March, The Rise and Fall of a Motor Racing Legend''. MRP, Orpington 2001, ISBN 1-899870-54-7, S. 136.〕。多くの文献で811は後継の821同様に、従来のマーチ製F1の流れとは異なるものと見なされる。RAMレーシングはシーズン「マーチ・レーシングチーム」としてエントリーした。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「マーチ・811」の詳細全文を読む




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