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ミオリティック・シープドッグ : ミニ英和和英辞書
ミオリティック・シープドッグ[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

ミオリティック・シープドッグ : ウィキペディア日本語版
ミオリティック・シープドッグ[ちょうおん]

ミオリティック・シープドッグ(英:Mioritic Sheepdog)は、ルーマニア原産の護畜犬種のひとつである。単にミオリティックと呼ばれることもあり、ミオリティック・シェパード・ドッグ(英:Mioritic Shephred Dog)とも呼ばれる。
かつてはカルパチアン・シェパード・ドッグと同一視されて「ルーマニアン・シープドッグ」と呼ばれていたこともあったが、現在は全く別の犬種であることが公式に証明され、それぞれ個別にFCIに公認登録されている。

== 歴史 ==
かなり古くから存在していた犬種で、1359年に記された資料には既に犬種として存在していたことが明記されている。その資料には狂牛に襲われた主人(ポグダン王という人物)をミオリティックの雌犬が死闘の末守りぬき、このことが原因で命を落としたことが記されている。実際に主人に対する慈愛が深く、不審者に対しては命がけで勇敢に戦う点は昔から変わっていない。この話は実話であったとされている。
ミオリティックは同国原産のカルパチアン・シェパード・ドッグとタッグを組んで数匹の護衛団を作り、クマヤマネコ泥棒からを守る護畜犬として使われた。いざという時にはそれらと戦って倒すことが出来、姿も護衛能力も秀でた名犬としてルーマニアでは人気があった。
1900年代の後半にスタンダード(犬種基準)が設定され、1981年にルーマニアのケネルクラブで公認された。後にFCIにも公認されて国際的な犬種の仲間入りを果たすが、はじめはカルパチアン・シェパード・ドッグと同地原産であるということで同一の犬種として一からげにされて登録されていた。しかし、2002年にミオリティックとカルパチアンの違いを再確認する動きが起こり、非常に多くの点で両種が異なっているということが証明された。これをもとに両種は別の犬種として登録しなおされることになり、2005年に正式に独立犬種として公認された。
ルーマニアでは人気の高い犬種であるが、羊飼いの飼う実用犬以外(ペット・ショードッグ用の犬)は、高い地位を象徴する高貴な犬としてあがめられている。一般の人もペットやショードッグとして飼育を行っているが、大統領やその家族、長官職に就いたことのある人物がよくミオリティックを飼育している。ヨーロッパでは近年ショードッグとして人気が高まっており、少しずつだがルーマニア国外でも飼育されるようになってきた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ミオリティック・シープドッグ」の詳細全文を読む




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