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ミカドホテル
ミカドホテル(英称:''Mikado Hotel'')は、かつて兵庫県神戸市にあった日本のホテル。 == 概要 == 実業家後藤勝造により設立されたホテルである。 1897年(明治30年)頃に神戸駅近く(神戸市川崎町)で開業した。当初は後藤旅館という名称であったが、知人であった後藤新平の助言を得て「自由亭ホテル」と改めた。名称ゆえなのか、板垣退助が定宿としていた。 一方で後藤勝造はこれも後藤新平の助言で神戸駅に高級フランス料理店「みかど食堂」をオープンしていた。この食堂経営が大成功していたこともあって、1901年(明治34年)にミカドホテルと改称した。事業拡大をはかって、1906年(明治39年)には河合浩蔵設計による新館が建設された。しかし後藤勝造の借財返済のため間もなく建物は旧財閥鈴木商店に売却されて、ホテル業を廃業した。 ホテル新館建物は、その後鈴木商店本店として使用されていたが、鈴木商店は1918年(大正7年)に勃発した米騒動の標的の一つとなって本店には2万人の群集が殺到し、焼き討ちに遭って失われた。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ミカドホテル」の詳細全文を読む
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