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ミカワタヌキモ ''Utricularia exoleta'' R. Br. はタヌキモ科の水草。水中葉はあまり発達せず、水中の泥の上を這い、地下にも茎状の地下葉を伸ばし、あちこちに捕虫嚢をつける。別名にイトタヌキモがある。 == 特徴 == 多年生で常緑性の水草〔以下、主として佐竹他(1981),p.139〕。茎は水中の泥の表面を匍匐し、更に泥の中に地中葉を伸ばして植物体を泥の上に固定させる。茎の先端は渦巻き状になっている。水中葉は茎にまばらにつき、長さはせいぜい1cm程度、1-5個の裂片に分かれる。水中葉の縁にはまばらに細かな鋸歯があり、まばらに捕虫嚢をつける。冬になっても冬芽を作らない。地中葉は根のように見え、まばらに捕虫嚢が着く。 8-9月に花を付ける。花茎は高さ5-8cmほどで直立し、1-3個の花を生じる。花は黄色で径5-6mm。萼は長さ2mmほどで、花が終わってもほとんど成長しない。距は前向きに伸び、下唇と同長か、やや長い。花柄は花後に3-6mmに伸び、曲がるが下向きにはならない。蒴果は長さ3mm程。 File:Utricularia exoleta mikawatnkm03.jpg|花 File:Utricularia exoleta mikawatnkm12.jpg|果実が出来ている File:Utricularia exoleta mikawatnkm13.jpg|水中に伸び出した茎と水中葉 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ミカワタヌキモ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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