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粘液細菌(ねんえきさいきん、slime bacteria、Myxobacteria、Myxococcales、ミクソコックス目、ミクソコッカス目)は、土壌細菌のひとつで、多細胞的な行動を起こすグラム陰性の真正細菌である。 グラム陰性、好気従属栄養性。鞭毛は無く、滑走による移動能力がある。高度に社会的な性質を持ち、多数の細胞が協調して細菌、植物遺体を捕食する〔(不藤2013)〕。増殖は栄養状態が良い時は単純に二分裂で増えるが、飢餓・個体密度増加・光照射などの刺激があると1~100万もの菌が集合し、0.1~0.5mm程の子実体と粘液胞子を形成する〔。この子実体は種により色、形などの特徴がある。一旦子実体を形成すると数十年の保存が可能である〔。栄養状態が良くなると再び栄養細胞を放出して元に戻る。生育環境や生活環は細胞性粘菌に似たところがある〔。 代表的な種''Myxococcus xanthus''は比較的詳しく調べられている。いくつかの生理活性物質が発見されている。ゲノムサイズは軒並み900万bpを上回り、解析済みの原核生物の中では最大である。2013年に報告された''Sorangium cellulosum'' So0157-2のゲノムサイズは1478万2125kbp〔Han K, ''et al.'' (2013) Extraordinary expansion of a Sorangium cellulosum genome from an alkaline milieu. Sci Rep 3:2101 〕と真核生物である出芽酵母(1200万bp)を上回っている。ORFは10,400箇所で出芽酵母の2倍近い。 == 分類 == * シストバクター亜目 Cystobacterineae * シストバクター科 Cystobacteraceae * ミクソコッカス科 Myxococcaceae * ソランギウム亜目 Sorangiineae * ポリアンギウム科 Polyangiaceae * パセリキュスティス科 Phaselicystidaceae * サンダラキナキヌス科 Sandaracinaceae * ナンノシスティス亜目 Nannocystineae * ナンノシスティス科 Nannocystaceae * ハリアンギウム科 "Haliangiaceae" * コフレリア科 Kofleriaceae 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「粘液細菌」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Myxobacteria 」があります。 スポンサード リンク
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