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ミクリガ池 ( リダイレクト:ミクリガ池 ) : ウィキペディア日本語版 | ミクリガ池[みくりがいけ]
ミクリガ池(ミクリガいけ)は、富山県中新川郡立山町の標高2,405 mに位置する池。平仮名で「みくりが池」とも表記されるが、国土地理院の地形図 や当地の看板などでは片仮名で「ミクリガ池」と表記されている。 == 概要 == 室堂駅から西北方に500 mほどのところにあり、室堂で最大・最深の池である。面積は約30,000 ㎡、池の深さは15 m、池の周囲の長さは631 m。池の北西の畔の標高2,430 m地点には、日本最高所の温泉宿であるみくりが池温泉がある。春山の残雪期には完全に氷結しており、夏山シーズンに入っても結氷が見られることもある。秋山の紅葉の時期には、立山三山の三段紅葉を水面に映す景勝地となる。立山火山の火口湖であり、周辺にはミドリガ池やリンドウ池、血の池などの火口湖群が点在する。1984年(昭和59年)6月15日に、国立公園(中部山岳国立公園)の汚廃水の排出の規制に係る湖沼の第2種特別地域に指定された。 立山信仰の中では、ミクリガ池は立山地獄の中の「八寒地獄」であるとされた。その反面、「ミクリ」という名は「御厨」と書き、「神の厨房」という意味を持っていた。この池の水が立山権現に捧げられ、この池の水を使って立山権現に捧げる料理が作られたのである。これも、剣岳などの場合と同様に、立山信仰の二面性を示す一例である。先に、修験道に基づく山岳信仰では聖地とされていた山や池といった景勝が、浄土信仰に付随する浄土と対極の地獄と関連付けられる中で、全く反対の位置づけをされたものと考えられている〔。池の水は山岳修験者の神水とされていた。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ミクリガ池」の詳細全文を読む
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