|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ トラス : [とらす] (n) truss, (n) truss ・ 専制 : [せんせい] 1. (n,vs) despotism 2. autocracy ・ 制 : [せい] 1. (n,n-suf,vs) system 2. organization 3. organisation 4. imperial command 5. laws 6. regulation 7. control 8. government 9. suppression 10. restraint 1 1. holding back 12. establishment 1 ・ 公 : [こう] 1. (n,suf) prince 2. lord 3. duke 4. public 5. daimyo 6. companion 7. subordinate ・ 公領 : [こうりょう] 【名詞】 1. duchy 2. dukedom 3. principality
モレアス専制公領 () は、東ローマ帝国パレオロゴス王朝時代の地方行政単位で、ギリシア南部、ペロポニソス半島に設置された。行政府が置かれた都市名をとって、ミストラス専制公領 () という呼称も用いられている。 ==名称と概要== モレアス専制公領という名称は当時の正式名称ではなく、後代の研究者によって付けられたものである。当時の公式の行政区分については不分明な点が多いが、「ペロポニソス半島」 () ないしは「ペロプスの半島」 () という記録がある(「島」「半島」という地理的な概念が後期の東ローマ帝国に於いてはそのまま行政区分として用いられる事がしばしばあった)。 「モレアス」 (/ Moreas) という言葉は13世紀以降、半島の形状が「桑の葉」(モレア、)に似ているところから名付けられたギリシア口語表現である。十字軍と共にやってきた西欧人はギリシア人が話すこの言葉の対格形「モレア」を主格と聞き違え、自らの言語に採り入れて「モレア」 (Morea) とした。西欧の文献並びにそれを採り入れた日本語文献の多くでこの名称が用いられているのは、こうした経緯によるものである。これは、「ミストラス」 ( / Mystras) と「ミストラ」 (Mistra) についても同様である。また上に述べたように、古代から続く名称であるペロポニソスという言葉もそのまま行政の用語として残り、二つの名称が平行して用いられる状況が生まれる事になった。 いわゆる「専制公領」 () と呼ばれる行政機構の基本的な特徴としては専制公 () 称号を持つ皇族(皇帝の弟、年少の息子)が行政・軍事・司法の全権を以て統治に当たる形態を取っている点にある。爵位である専制公称号は終身の保有資格であり、全権行政官としての専制公の任期も基本的に終身であるが世襲ではない。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「モレアス専制公領」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Despotate of the Morea 」があります。 スポンサード リンク
|