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ミスマルミチは日本の競走馬。いわゆる競馬版「華麗なる一族」と呼ばれる血脈の礎を築いた名繁殖牝馬である。 == 概要 == 1970年、優駿牝馬を勝った名馬ヤマピットがたった1頭の牡馬を生んだだけで急死すると、マイリーの血を継ぐ後継繁殖牝馬を失った荻伏牧場は急遽、妹のミスマルミチを牧場に戻し、繁殖入りさせた。なお、ミスマルミチは競走馬時代は中央競馬で五稜郭ステークス、北海ステークス、青函ステークス、3歳牝馬特別など8勝したが、重賞では入着もしていない。 しかし、姉のヤマピットに代わって繁殖牝馬となると次々と活躍馬を産み、マイリー系を再興し、「華麗なる一族」の繁栄を確固としたものにした。おもな子には、最優秀3歳・古牝馬となったイットーを筆頭に、セントライト記念など11勝して中距離で活躍したニッポーキング、シンザン記念に優勝したシルクテンザンオー、朝日杯3歳ステークスで2着になったサクラアケボノ、小倉大賞典で2着になったニッソウシャークがいる。ニッポーキング以下4頭は種牡馬となり、シルクテンザンオーは北九州記念優勝馬シルクムーンライトの父になった。 1979年からは西山牧場に移り、2頭の仔を残したが、1981年以降はいちども受胎しなかった。イットー以外にはカルカツタ(1972年産まれ、父ミンシオ)、ニシノマルミチ(1981年産まれ、父ファーストドーン)の2頭の牝馬を残しており、カルカツタの牝系子孫は現存するが活躍馬は出ていない。 ミスマルミチはナスルーラの3×3という強い近親交配馬である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ミスマルミチ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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