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ミスリル : ウィキペディア日本語版
ミスリル

ミスリル()は、J・R・R・トールキンの作品世界中つ国に登場する金属の輝きとをしのぐ強さを持ち、非常に貴重なものとされる。『ホビットの冒険』でトーリン・オーケンシールドからビルボ・バギンズに贈られた「白銀色のはがね」製のくさりかたびらは、実はミスリル製であった。初期の英語版の翻訳である、日本語版『ホビットの冒険』にはこのような記載はないが、後の英語版ではミスリル製であることが付記されている。
指輪物語』では、“ミスリルの産地はモリアのみ”とされているが、『終わらざりし物語』では、「ヌーメノールでも産した」とされる。
「ミスリル」の名は二つのシンダール語(架空の言語)の単語、「灰色の」を意味する「ミス」()と、「輝き」を意味する「リル」()からなる。クウェンヤ名はミスタリレ()。またまことの銀)、モリア銀とも呼ばれる。ドワーフもかれらだけの秘密の名前をミスリルにつけていた。'')、モリア銀とも呼ばれる。ドワーフもかれらだけの秘密の名前をミスリルにつけていた。
== 特性 ==
ガンダルフの述べるところでは、ミスリルは「のように打ち延ばせ、ガラスのように磨ける。銀のような美しさだが、黒ずみ曇ることがない。ドワーフはこれをより強いが軽く鍛えることが出来た」とされる。
エルフもこれを好み、エレギオンノルドールは、ミスリルからイシルディン(、「星月」の意)と呼ばれる物質をつくり、モリアの扉を飾る装飾を描いた。イシルディンを用いて描かれたものは、星の光か月の光の下でしか見ることが出来ない。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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