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ミズムシ(水虫)は、カメムシ目ミズムシ科(Corixidae)に属する水生昆虫である。多くの水生カメムシ類が鎌状の前足をもち、鋭い口の捕食者であるのに対して、ミズムシ類は藻類などを食べるおとなしい虫である。 == 形態 == おおよそ1cmに満たない小型の昆虫である。中でもチビミズムシはさらに小さく、3mm程しかないが、その他のものは5mmを越えるくらい、たいていは7-8mmである。体は前後が丸くなった長方形で頭も胴も、ほぼ同じ幅である。ただ、チビミズムシ類はやや楕円形をしている。また、背腹方向にやや偏平になっている。 頭部は幅広く、左右に大きな複眼がある。触角は目立たない。下面にある口は、吸い口ではあるが、ごく短い。 前胸とそれ以降の胴体とは、幅がほぼ同じ、成虫では胴体の背面は羽根で覆われる。背面はつやつやして水を弾く。 前足はごく短く、鎌状というよりスプーン型である。中足は長く、先がカギ状になって、体を器物に固定するのに使われる。後足は長く、先がオールのようになって、遊泳用に使われる。また、前足の部分に発音器官があり、短く鋭い音をたてるものがある。 卵は水中の水草の茎などに産み付ける。幼虫は体がやや短く、羽根がない以外は成虫にそっくりである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ミズムシ (昆虫)」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Corixidae 」があります。 スポンサード リンク
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