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エマルションまたはエマルジョン〔石油用語辞典|エマルジョン(エマルション) - JX日鉱日石エネルギー〕()とは、分散質・分散媒が共に液体である分散系溶液のこと。乳濁液(にゅうだくえき)あるいは乳剤(にゅうざい)ともいう。身近な例としてはマヨネーズ・木工用接着剤・アクリル絵具・写真フィルムの感光層・アスファルト舗装のシール剤が挙げられる。 ときどきエマルション液滴という記述があるが、エマルションとは懸濁している系を指しており、分散媒中の滴を指す言葉としては誤りである(このままだとエマルションの状態を保った液体の液滴、という意味になってしまう)。 分離している2つの液体をエマルションにすることを乳化(にゅうか)といい、乳化する作用を持つ物質を乳化剤(にゅうかざい)という。 化粧品の乳液を指すこともある。一方、農薬ではエマルションと乳剤を区別し、有効成分を有機溶剤および界面活性剤に溶解した溶液(水と混合してエマルションにしてから使用する)を乳剤(emulsion concentrate:EC)と呼ぶ。 == 呼称 == 古い文献などでは濁点のあるエマルジョンという表記が多く、化学分野を中心に一般にも浸透しており〔エマルジョンボールペン - ゼブラ〕、写真フィルム〔フィルムの乳剤番号(製造番号)をエマルジョンナンバーと呼ぶ。〕などでは業界用語として定着している。 一方、日本工業規格ではエマルションと表記するのが正しいため、産業関係では濁点のない表記が定着している〔JAMA -JAMAGAZINE-2007年4月号 5.エマルション塗料 - 日本自動車工業会〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「エマルション」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Emulsion 」があります。
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