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ミゾレヌマエビ
ミゾレヌマエビ(霙沼蝦)、学名 ''Caridina leucosticta'' は、十脚目(エビ目)ヌマエビ科に分類されるエビの一種。西日本の河川下流域に分布する淡水エビの一種である。
==特徴== 成体の体長はオス25mm、メス35mmほど。額角は長く、前方にまっすぐ伸びる。額角の鋸歯は上縁13-28(多くは18-20、先端に他と離れて1-2、複眼より後ろに0-4)、下縁に3-16(多くは8-9)である。体は前後に細長い紡錘形で、腹部中央がやや上方に湾曲し、腰が曲がる。歩脚は細く短い。尾節には3対の側棘と末縁に9棘がある〔三宅貞祥『原色日本大型甲殻類図鑑 I』ISBN 4586300620 1982年 保育社〕〔鹿児島の自然を記録する会編『川の生き物図鑑 鹿児島の水辺から』(解説 : 鈴木廣志)2002年 南方新社 ISBN 493137669X〕。 若い個体やオスは体がほぼ透明で、複眼や内臓、消化物だけに色がついており、ガラス細工のような外見をしている。成熟したメスも体内は透明だが、表皮が緑灰色や灰褐色-黒褐色で、さらに体側に微小な白点が多数現れる。和名はこの白点を霙(みぞれ)に例えたものだが、この白点は種特有ではなくツノナガヌマエビやヌマエビにも現れるので同定の手がかりにはならない。また他のヌマエビ類と同様に、メスの中には背筋に沿って太い白線が入るもの、さらに白線から左右に「ハ」の字型の枝分かれが数ヶ所現れるものがいる。 ヤマトヌマエビやトゲナシヌマエビは額角が短いこと、ヒメヌマエビは小型で額角の歯が複眼以後も5個以上続くこと、ミナミヌマエビは小型で体色もやや濁ること、ヌマエビは模様が違う点などから区別できる。ツノナガヌマエビやヌマエビは本種とよく似ていて同定が難しい。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ミゾレヌマエビ」の詳細全文を読む
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