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ミック・グラント（Mick Grant、1944年7月10日 - ）は、イギリス出身の元オートバイレーサーである。マン島TTレースで7勝を記録している〔Race Results: Mick Grant - The official Isle of Man TT website 〕。 == 略歴 == 1970年代のイギリスのロードレースファンにとって、穏やかに話す現実的でしっかりしたヨークシャー出身のグラントは、華やかでプレイボーイのロンドンっ子であったバリー・シーンと好対照の存在だった〔Stuart Barker『Barry Sheene 1950-2003: The Biography』（2004年、Harpercollins Pub Ltd）ISBN 978-0007161812（p.148）〕。 1972年、グラントはデイブ・クロックスフォードとのコンビでスラクストン500耐久レースに優勝した〔Thruxton 500 race results 〕 。1975年のマン島TTレースでは1967年以来破られることのなかったマイク・ヘイルウッドのタイムを破って優勝している〔ジュリアン・ライダー / マーティン・レインズ『二輪グランプリ60年史』（2010年、スタジオ・タック・クリエイティブ）ISBN 978-4-88393-395-2（p.114）〕。 からはカワサキのファクトリーライダーとしてロードレース世界選手権に参戦し、1977年はバリー・ディッチバーンの、翌はコーク・バリントンとグレッグ・ハンスフォードのチームメイトとして戦った〔柏秀樹『カワサキモーターサイクルのすべて』（1987年、池田書店）ISBN 4-262-14305-8（p.267 - p.269）〕。にはホンダの実験的な楕円ピストンを持つNR500の開発ライダーに抜擢されたが、この時はマシンの戦闘力不足もあって満足な結果を残すことはできなかった〔『HONDA MOTORCYCLE RACING LEGEND 世界制覇の軌跡 1976 - 1990』（2006年、八重洲出版）ISBN 4-86144-045-9（p.20 - p.28）〕。グランプリでは通算3勝を挙げている〔Mike Grant's profile - The Official MotoGP Website 〕。 また、グラントはマカオグランプリにも度々出場し、カワサキのファクトリーライダーだった1977年とヘロン・スズキから出場した1984年に優勝している〔Motorcycle Grand Prix Winners - Macau Grand Prix Committee 〕。 グラントはゼッケン10を好んで使い、ヘルメットには初期のスポンサーでありメカニックでもあったジム・リー ( ''Jim Lee'' ) に敬意を表して彼のイニシャルであるJLを記してレースに出場していた〔Mac McDiarmid『The Magic of TT: A Century of Racing Over the Mountain』（2004年、Haynes Pubns）ISBN 978-1844250028（p.121）〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア（Wikipedia）』 ■ウィキペディアで「ミック・グラント」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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