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ミッテルバウ・ドーラ強制収容所 : ミニ英和和英辞書
ミッテルバウ・ドーラ強制収容所[ところ, どころ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
: [きょう]
  1. (n-suf) a little over 2. a little more than
強制 : [きょうせい]
  1. (n,vs) obligation 2. coercion 3. compulsion 4. enforcement 
強制収容 : [きょうせいしゅうよう]
 (n) enforced relocation
強制収容所 : [きょうせいしゅうようじょ]
 (n) concentration camp
: [せい]
  1. (n,n-suf,vs) system 2. organization 3. organisation 4. imperial command 5. laws 6. regulation 7. control 8. government 9. suppression 10. restraint 1 1. holding back 12. establishment 1
収容 : [しゅうよう]
  1. (n,vs) (1) accommodation 2. reception 3. housing 4. (2) seating 5. (3) custody 6. (4) admission 7. (5) entering (in a dictionary) 
収容所 : [しゅうようじょ]
 【名詞】 1. home 2. asylum 3. camp 
: [ところ, どころ]
 (suf) place

ミッテルバウ・ドーラ強制収容所 ( リダイレクト:ミッテルバウ=ドーラ強制収容所 ) : ウィキペディア日本語版
ミッテルバウ=ドーラ強制収容所[みってるばうどーらきょうせいしゅうようしょ]

ミッテルバウ=ドーラ強制収容所:Konzentrationslager Mittelbau-Dora)は、ドイツテューリンゲンノルトハウゼンエルリッヒ:de:Ellrich)の間にあるコーンシュタイン丘(:de:Kohnstein)に創設した強制収容所である。
ドイツ軍の秘密兵器V1ロケットV2ロケットの開発がおこなわれていた収容所として知られる。6万人以上の囚人がミッテルバウ=ドーラ強制収容所とその付属強制収容所で働かされ、うち2万人以上が死亡したという〔「旧ドーラ抑留政治囚・レジスタンス闘士会」のジャン・ミアレの調査による。マルセル・リュビー著『ナチ強制・絶滅収容所 18施設内の生と死』(筑摩書房)125ページ。〕。
収容所そのものの名称は「ドーラ」といい、その周りに配された工場群を「ミッテルバウ」と呼んでいた。これら全てを合わせて「ミッテルバウ=ドーラ」と呼ぶ
== 収容所の歴史 ==

第二次世界大戦中の1943年にブーヘンヴァルト強制収容所の労働分隊がコーンシュタイン丘を掘削して収容所の建設にあたった。ドイツ軍は連合軍の空襲を警戒し、兵器生産施設を地下工場へ移していたためである。
1943年8月、バルト海沿岸のペーネミュンデの軍事基地がイギリス軍に空爆された。ここにはドイツ軍の秘密兵器V1ロケットとV2ロケットの試験場が設けられていた。この後、V1とV2の坑道はすでに完成していたミッテルバウ=ドーラへ即時に移せとの命令が出た。以降ミッテルバウ=ドーラでV1とV2の開発が続けられた。はじめミッテルバウ=ドーラはブーヘンヴァルト強制収容所の外部収容所(付属収容所)であったが、1944年10月28日に独立した収容所として認められた。またミッテルバウ=ドーラの労働分隊がいくつかのミッテルバウ=ドーラ外部収容所を構成した。
厚さ100メートルの結晶片岩層という天然の防御壁で空からの攻撃に守られたミッテルバウ=ドーラには、常時6000人の囚人と同じ程度の数のドイツ人一般市民が働き、V1とV2ロケットの製造を専門に行い続けた。使役される囚人はロシア人フランス人が多かったという。
1945年4月初めにはノルトハウゼンなど付近の都市が空襲にあい、壊滅。ミッテルバウ=ドーラの運営も事実上不可能となった。1945年4月10日に付近を占領したアメリカ軍がミッテルバウ=ドーラを発見して解放した。
なおミッテルバウ=ドーラにガス室は存在しなかった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ミッテルバウ=ドーラ強制収容所」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Mittelbau-Dora 」があります。




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