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ミツクリエナガチョウチンアンコウ科(学名:)は、アンコウ目に所属する魚類の分類群の一つ。いわゆるチョウチンアンコウ類として知られる深海魚の一群で、ビワアンコウ・ミツクリエナガチョウチンアンコウなど2属4種が記載される〔『Fishes of the World Fourth Edition』 p.229〕。 == 分布・生態 == ミツクリエナガチョウチンアンコウ科の魚類は太平洋・インド洋・大西洋など、世界中の海の深海に幅広く分布する〔。海底から離れた中層を漂って生活する、漂泳性深海魚のグループである。ビワアンコウ属の1種(''Ceratias tentaculatus'')は主に南極海とその周辺海域における水深650-1,500mの範囲に分布し、残る3種は三大洋すべての深海に生息する汎存種となっている〔『Oceanic Anglerfishes』 pp.201-207〕。ビワアンコウ ''C. holboelli'' は水深400-2,000m、エナシビワアンコウ ''C. uranoscopus'' は500-1,000m、ミツクリエナガチョウチンアンコウ ''Cryptopsaras couesii'' は500-1,250mからの採集例が多い〔。 本科魚類はチョウチンアンコウ類としては最も大きく成長し、最大種のビワアンコウは全長77-120cmに達する。雌雄の体格は著しい性的二形を示し、雄は雌よりも極端に小さい矮雄(わいゆう)である。変態後の雄は餌を一切とらなくなり、大きな球状の眼を利用して雌を探す〔『Oceanic Anglerfishes』 pp.281-291〕。雌を発見した雄は鉤状の歯を使って体に食いつき、一体化して寄生生活を送る〔。雄と雌の結合は、互いの性成熟を達成するための必要条件となっている〔『Oceanic Anglerfishes』 pp.57-63〕。 一匹の雌に寄生する雄はたいてい一匹だが複数の場合もあり、最大で8匹の雄が付着した個体が知られている〔。付着部位はほぼ常に腹部で、寄生雄の多くが前方を向いていることから、雌の後方から接近しているとみられている〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ミツクリエナガチョウチンアンコウ科」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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