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ミニFMとは、電波法に規定する微弱電波でFM放送の周波数帯を用いる微弱無線局である。免許を要しない無線局であるため無線局免許状や無線従事者は必要なく、放送法上の放送局でもない。 コミュニティFM(cFM)との混同を避け、マイクロFMと称することもある。 ==概要== ワイヤレスマイク一個で簡単に開設できるため、児童館や大学生の課外活動、学園祭や運動会などの町の話題や地域のコミュニケーションの場としての実況放送、商店街や町興しやイベントの会場案内などに使われる。反面、時間的にも空間的に限定されたものであり、内容としては個人又は同人の趣味やイベント会場の構内放送の延長上にあるものがほとんどである。 広範囲をカバーしようと単に出力を大きくするならば、第二級陸上無線技術士以上の無線従事者が管理する地上基幹放送局の免許を要する〔pp.8〜9参照 地下街等電波遮蔽空間における地上放送の普及の在り方に関する調査研究会第1回資料4 平成17年6月27日(総務省の情報通信政策に関するポータルサイト 調査研究会)〕こととなる。また、複数の場所から送信するにしても同一周波数を使う限り相互干渉は避けられないので不感地帯を設けざるを得ない。このような場合にはアンテナを漏洩同軸ケーブル(LCXと呼ばれる。)に置き換えて敷設する。LCXを施工できるのは、JRA競馬場でのグリーンチャンネルやAM放送の再送信、富士スピードウェイ、鈴鹿サーキット、住之江競艇場、両国国技館、横浜スタジアム、秩父宮ラグビー場での実況放送などに見られるように一定以上の来場者が見込める施設であり、事業的な見地からもイベント開催時でないと行っていない。また、FM放送再送信や非常割込放送を行う道路トンネルや地下駐車場があるが、これもLCXによるのでミニFMの一種といえる。これは遮蔽された空間だからこそ地上基幹放送局と同一周波数で再送信できるのである。 地下街のように広範囲でノイズが大きくなるとLCXでは不十分となる。放送波遮蔽対策推進協会ではFM放送再送信には実験試験局の免許を取得し対処している。この実験試験局には第三級陸上特殊無線技士以上の無線従事者による管理を要し、ミニFMとはいえない。 東海道・山陽新幹線、東北新幹線などの鉄道車両内でのAM放送・FM放送再送信のサービスは、車両単位のミニFMといえる。開始当初は沿線で地上基幹放送局が使用していない周波数を選定したものの、新規開局したものと周波数が一致又は近接していることがあり、受信に支障をきたすこともある。 恒久的に送信しているものは、ハイウェイラジオ上三川(北関東自動車道壬生パーキングエリアで実施)などごく一部の路側放送のFM波による再送信および道路トンネルなどのFM放送再送信などの僅かな例しか見ない。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ミニFM」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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