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ミニ国家(ミニこっか)とは、規模の非常に小さい国家のこと〔使用例として「ユーロ圏にミニ国家も仲間入り バチカンなど3国」『朝日新聞』1998年12月24日付朝刊〕。極小国家、微小国家、マイクロステートなどともいう。国際連合の1967年の年次報告では、「領土の面積、人口、人的・経済的資源において例外的に小さい実在体」と表現されている〔三好正弘「極小国家と国際連合」『中京大学教養論叢』10巻3号、1970年2月15日、43頁。〕。主に領土や人口に着目した国家分類であり、経済力を指標とした下位国家については後発開発途上国として、概念上区別して扱われる。 == 成立の背景 == ミニ国家が成立(立国、独立)した歴史的背景としては様々な理由があるが、主に下記のような類別がある。ただし、これらの要因が単独ではなく複数の理由をもつことも多い。 * 宗教的意義からある地域に特権的な地位が認められ国家となっているもの * バチカン、サンマリノ、マルタ騎士団 * 領主の小規模な領地が維持又は植民地化後に再独立したもの * 欧州の諸侯の領土が近代国民国家の形成過程で取り込まれることなくそのまま維持されたもの * リヒテンシュタイン、モナコ、アンドラ * 一度は植民地・属国化されたが独立したもの * マルタ、バーレーン、シンガポール、ブルネイ、モンテネグロ * 20世紀前半までの列強各国による植民地化により本来は一体だった地域が細分化された結果、各々に独立を果たすことになり、旧宗主国との関係(経済援助等)からそのまま細分化されたままとなったもの * 西アフリカから中部アフリカにかけての海岸線沿いの国家や、カリブ海地域に見られるミニ国家 * 領土が島嶼であるために面積が小さく、また他の地域からも距離的に離れているために連合することなくミニ国家となったもの。植民地化されていた、あるいは現在も植民地である島も多い * ナウル等の太平洋地域に見られるミニ国家や、コモロ等のインド洋地域に見られるミニ国家 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ミニ国家」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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