翻訳と辞書
Words near each other
・ ミハイル1世
・ ミハイル1世 (キエフと全ルーシの府主教)
・ ミハイル1世 (キエフ大公)
・ ミハイル1世 (コンスタンディヌーポリ総主教)
・ ミハイル1世キルラリオス
・ ミハイル2世 (キエフ大公)
・ ミハイル2世ドゥカス
・ ミハイル2世ドゥカス・コムニノス・アンゲロス
・ ミハイル2世・アセン
・ ミハイル3世シシュマン
ミハイル7世ドゥカス
・ ミハイル8世パレオロゴス
・ ミハイル9世パレオロゴス
・ ミハイル・アセン
・ ミハイル・アセン1世
・ ミハイル・アブィゾフ
・ ミハイル・アブイゾフ
・ ミハイル・アブラモフ
・ ミハイル・アルタモノフ
・ ミハイル・アルツィバーシェフ


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

ミハイル7世ドゥカス : ミニ英和和英辞書
ミハイル7世ドゥカス[よ, せい]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [よ, せい]
 【名詞】 1. world 2. society 3. age 4. generation 

ミハイル7世ドゥカス ( リダイレクト:ミカエル7世ドゥーカス ) : ウィキペディア日本語版
ミカエル7世ドゥーカス[みかえる7せいどぅーかす]

ミカエル7世ドゥーカス“パラピナケス”ギリシア語:、1050年 - 1090年?)は、東ローマ帝国ドゥーカス王朝皇帝(在位:1071年 - 1078年)。コンスタンティノス10世ドゥーカスエウドキア・マクレンボリティサの子。“パラピナケス”は「4分の1を失った」という意味のあだ名。彼の治世中、それまで金貨1ノミスマ〔ノミスマは貨幣単位〕で1メディムノス〔メディムノスは質量の単位。現在の何グラムに当たるかは不明〕買えたのが、物価上昇で4分の3メディムノスしか買えなくなってしまったことに由来する。
1065年、グルジア王女マリアと結婚。長男コンスタンティノスをもうけた。
1067年の父の死後、本来ならばミカエルが後を継ぐはずであったが、幼少であったために母エウドキアが女帝として後を継いだ。しかし翌1068年、民衆や貴族の軍事政権樹立の希望によりエウドキアは退位し、その母と結婚したロマノス4世ディオゲネスが後を継いだ。ところが1071年、そのロマノス4世が親征したマンズィケルトの戦いセルジューク朝に大敗し、ロマノス自身も捕虜となってしまったため、エウドキアは夫を廃して息子のミカエルを皇帝として即位させた。同年のうちにセルジューク朝から釈放されたロマノスは、ミカエル7世の即位を認めず抵抗したが、捕らえられて盲目にされた上で追放されてしまった(翌年に死去)。これによって敗戦後にロマノス4世とセルジューク朝が結んだ和議が反故になってしまい、セルジューク朝はこれを口実に帝国への侵略を開始し、これ以降、小アジア領の大半が奪われていくことになった。
ロマノス4世の大敗やその後の帝位をめぐる内紛を見て、帝国西方でも動きが起こった。1071年、ノルマン人が東ローマ領であったイタリア南部(マグナ・グラエキア)に侵攻し、同年のうちに最後の拠点であったバーリを陥落させた。こうしてユスティニアヌス1世の時代以来続いていた東ローマ帝国の南イタリア支配も終わりを告げた。
さらに相次ぐ内紛や戦争のため、帝国経済も大きく動揺した。宦官ニケフォリツィスを重用して穀物貿易を専売化し、穀物価格の統制を図ったが、これによって穀物価格のみならず一般の物価も上昇したため、怒った民衆は政府の倉庫を襲撃、破壊した。
1075年、妹テオドラ・ドゥーカイナ・コムネナヴェネツィア共和国ドージェ(元首)ドメニコ・セルヴォへ嫁がせた。末妹ゾエは、アレクシオス・コムネノスの弟アドリアヌスと結婚した。
帝国内部においても、ノルマン人傭兵隊長ルセール・ド=バイユールニケフォロス・ブリュエンニオスニケオフォロス・ボタネイアテスなどの軍事貴族の反乱が各地で続発した。このような中、1078年1月7日、首都コンスタンティノポリスの民衆はハギア・ソフィア大聖堂で、まだ小アジアにいたニケフォロス・ボタネイアテスを皇帝に擁立。ニケフォロスは首都へ向って進軍した。これに呼応して首都では反乱が起こると、ミカエル7世は退位して修道院へ入った。
== 脚注 ==





抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ミカエル7世ドゥーカス」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Michael VII Doukas 」があります。




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.