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ミミール : ミニ英和和英辞書
ミミール[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

ミミール ( リダイレクト:ミーミル ) : ウィキペディア日本語版
ミーミル[ちょうおん]

ミーミル(、ミミルミーミ)は、北欧神話オーディンの相談役となった賢者。オーディンの伯父にあたる〔『エッダ 古代北欧歌謡集』p.21。〕巨人といわれている。
== 神話 ==
スノッリ・ストゥルルソンが書いた『ユングリング家のサガ』によると、アース神族ヴァン神族との戦争が終わり和睦した際、アース側からの人質としてヘーニルとともにヴァナヘイムへ送られた。ヴァン神族はヘーニルを首領にしたが、彼が期待したような人物でないことが判明すると、ミーミルの首を切断してアース神族の元へ送り返した〔『北欧の神話』pp.27-28。〕。
その後、オーディンが首が腐敗することのないように薬草を擦り込み〔菅原、p.53。〕、魔法の力で生き返らせ、大切なことは必ずこの首に相談したと伝えられている〔。ラグナロクが到来した際も、オーディンは真っ先に首の助言を仰いだ〔『北欧の神話』p.202。〕〔『エッダ 古代北欧歌謡集』p.276。〕。
スノッリのエッダ』の『ギュルヴィたぶらかし』15章で、彼が非常に賢いのは、彼が守っているミーミルの泉の水をギャラルホルンで飲んだためだといわれている。ミーミルは水を飲む代償としてオーディンの眼球を抵当に入れるよう求めた〔『エッダ 古代北欧歌謡集』p.236。〕。
ミーミルは霜の巨人と考えられるが、研究者によって(あるいは詩を書いた人によって)は、ミーミルは水にまつわる自然現象の象徴でありいわば「水の巨人」であって、彼が守っているミーミルの泉から首だけを突き出していたと解釈する人もいる〔『巫女の予言 エッダ詩校訂本』pp.223-227。〕。
またシーグルズル・ノルダルは、オーディンが縊死者に質問をすると生前は特別賢かったわけではない彼らがさまざまな消息を話したという伝説があること、アイスランドには死んだばかりの男性や子供の頭がさまざまな消息を知っているという伝説があることなどから、これらがミーミルの斬首と結びついて、現在知られているような「ミーミルの首」の物語となったと推測している〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ミーミル」の詳細全文を読む




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