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ミャンマー連邦共和国(ミャンマーれんぽうきょうわこく)、通称ミャンマーは、東南アジアのインドシナ半島西部に位置する共和制国家。独立した1948年から1989年までの国名はビルマ連邦。ASEAN加盟国、通貨はチャット、2014年現在の人口は 5,142万人〔大和総研 〕、首都はネピドー(2006年まではヤンゴン)。 南西はベンガル湾、南はアンダマン海に面する。南東はタイ、東はラオス、北東と北は中国、北西はインド、西はバングラデシュと国境を接する。 多民族国家で〔原田正春・大野 徹編 「ビルマ語辞典」 日本ビルマ文化協会 1979 (1990改訂版)〕、人口の6割をビルマ族が占める。他に、カレン族、カチン族、カヤー族、ラカイン族、チン族、モン族、ヤカイン族、シャン族、北東部に中国系のコーカン族などの少数民族がいる〔 http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2015/03/post-3571.php〕。 == 国名 == 正式名称のビルマ語表記は、。国際音声記号では、(ピダウンズ・タンマダ・ミャンマー・ナインガンドー、Pyidaungzu Thanmada Myanma Naingngandaw)。通称は、Myanma Naingngan(ミャンマー・ナインガン)。ビルマ語では、口語的な呼称としてBama(、バマー)、文語的な呼称としてMyanma(、ミャンマー)があり、ミャンマーでは古くからこの2つの呼称を使い分けている。 2010年以降の公式の英語表記は''Republic of the Union of Myanmar''〔Myanmar gets new flag, official name, anthem | Reuters (Thu Oct 21, 2010 9:25am EDT) 〕。通称は ''Myanmar''。 2010年以降の日本語表記はミャンマー連邦共和国。通称はミャンマー。 1948年から1974年までビルマ連邦 1974年から1988年まではビルマ連邦社会主義共和国(公式の英語表記は''Socialist Republic of the Union of Burma'' ) 1988年から1989年まではビルマ連邦、1989年から2010年まではミャンマー連邦(公式の英語表記は''Union of Myanmar'' ) 通称は、独立以前からビルマ連邦まで一貫して、ビルマ。漢語(北京官話)で緬甸と表記し、日本語でも同じ表記(読みは「めんでん」)が用いられ、略語の緬も用いられた(泰緬鉄道など)。日本軍統治(太平洋戦争)の間通称(ビルマ国)にされる。ビルマは、江戸時代末期に蘭学者によってオランダ語(ポルトガル語由来説もある)からもたらされた。 1989年6月18日に軍事政権「国家法秩序回復評議会」 (SLORC) は、国名の英語表記を''Union of Burma''から''Union of Myanmar''に改称した。変更したのは英語表記のみであり、ビルマ語での国名は以前のまま同じである。軍事政権が代表権を持つ国連と関係国際機関は、「ミャンマー」に改めた。日本政府は軍政をいち早く承認し、日本語の呼称を「ミャンマー」と改めた。日本のマスコミは多くが外務省の決定に従ったが、軍事政権を認めない立場から括弧付きで「ビルマ」を使い続けるマスメディアもある。朝日新聞は長らく「ミャンマー(ビルマ)」と表記していたが、2012年の春頃「(ビルマ)」を削除している。また、毎日新聞は「ミャンマー」表記を原則としつつも、専門家の寄稿については「ビルマ」表記も容認している。 軍事政権の正当性を否定する人物・組織は、改名が軍事政権による一方的なものだとして英語国名の変更を認めていない。ただし「ビルマ」が植民地時代にイギリスにより利用された名称であり、より民族主義的であるとされる「ミャンマー」表記を擁護する意見もある。 名称変更を認めていないアウンサンスーチーやビルマ連邦国民連合政府 (NCGUB) のほか、アメリカ合衆国、イギリス、オーストラリア政府などは「ビルマ」とし、EUは両表記を併記している。ASEAN諸国、日本、インド、中国、ドイツ政府などは「ミャンマー」表記を採用している。マスコミも対応が分かれている。タイの英字紙、BBC、「ワシントン・ポスト」、「VOA」、「タイム」、主要な人権団体は「ビルマ」を用い、「ニューヨーク・タイムズ」、「ウォール・ストリート・ジャーナル」、「CNN」、「AP」、「ロイター」は「ミャンマー」を採用している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ミャンマー」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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