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ミヤマアカネ(深山茜、学名:''Sympetrum pedemontanum elatum'')は、トンボ科アカネ属のトンボの一種。日本全土に分布している。国外ではヨーロッパから中国東北部にかけて、成虫がやや小型で翅の褐色帯が狭い原名亜種ヨーロッパミヤマアカネ ''Sympetrum pedemontanum pedemontanum'' が分布する。「ヤグルマトンボ」「カザグルマトンボ」等の俗称がある。 == 形態 == 成虫は体長30-41mm、腹長19-28mm、後翅長23-32mm程の中型の赤とんぼ。翅の縁紋内側にある褐色の太い帯と、翅脈まで色づくのが特徴。国内でこのような翅を持つ種は、本種以外ではコフキトンボの雌にオビトンボ型が見られるのみで、他種との判別は極めて容易。胸部側面はほぼ無斑である。翅の褐色帯の太さには個体差があり、北海道など寒冷地のものは原名亜種のように褐色帯が狭くなる傾向がある。 幼虫は典型的な赤とんぼ型のヤゴで、体長は13-17mm程度。一見マユタテアカネのそれに類似するが、本種は側棘が全体的に太短い。 ファイル:Sympetrum pedemontanum elatum 001.jpg|成熟した雄の側面の様子 ファイル:S. pedemontanum elatum0003.JPG|成熟した雄の上面の様子 ファイル:Sympetrum pedemontanum.jpg|ヨーロッパミヤマアカネの成熟した雄 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ミヤマアカネ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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