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ミュージック・カード()は、2012年(平成24年)12月よりエイベックスグループが販売を行っている音楽商品である。音楽アルバムなどのコンテンツを「カード型」で販売するもので、カード裏面に記載されている専用ウェブサイトにアクセスしたのち、同じくカード裏面に記載されているPINコードを入力することで、スマートフォンやタブレットなどのモバイルツールやパソコンにインターネット上から音楽コンテンツを直接取り込むことが可能となる、カード販売を介したダウンロード販売の一種である。 == 概要 == 日本国外では2004年(平成16年)よりDropcards社〔 〕が、2006年(平成18年)よりFizzKicks社、DiskRevolt社〔 〕が、ミュージックダウンロードカード()、もしくはダウンロードカード()〔「ダウンロードカード」は「プリペイドカード」や「電子マネーカード」などを含む広義な意味合いを持つ。〕と呼ばれる同種のサービスの提供を開始している。アーティストはインターネット上の専用ウェブサイトで登録作業を行い音源データをアップロードし、カード表面に印刷する絵柄のデータを入稿することで、少ないロット数でも低コストでカード制作が可能であることから、インディーズ、メジャーアーティストを問わずプロモーション手法として幅広く利用されている〔FizzKicks社は日本語ウェブサイトを設置し、日本からの登録・注文が可能となっている。同社のシステムを利用しカード制作代行を請け負う国内の会社も存在する。〕。 日本では2012年(平成24年)12月5日にエイベックス・マーケティング株式会社(当時)が、株式会社U-NEXTの配信プラットフォームを活用しEXILEのベストアルバム「-LOVE SIDE / SOUL SIDE-」およびEXILE ATSUSHIのサードシングル「MELROSE 〜愛さない約束〜」の日本初となるミュージック・カードの販売を全国のローソン各店舗およびローソン子会社が運営するHMVの一部店舗で開始した。エイベックス・マーケティングは「CDを買うほどでもなく、パソコンで自ら検索してダウンロードをするほどでもないと感じている」ライトユーザーへの新たな音楽の聴き方の「選択肢」を提供するもの、としていた。 日本国内で同種のものでは2014年(平成26年)1月にポニーキャニオンが販売を開始した音楽配信サイト「レコチョク」のプラットフォームを活用するミュージックカード「PONYCA(ポニカ)」〔ポニーキャニオンは2013年11月に「アイドリング!!!」「アイドリングNEO」の楽曲のミュージック・カードを発売し、musicard.jpのサイトからダウンロードすることが可能となっていた。〕、同年6月にユニバーサルミュージックと株式会社フェイスが共同で販売を開始した「U-CONNECTカード(現・ミュージックコネクティングカード)〔プラットフォーム「U-CONNECT」サービスは2014年11月5日付で新サービス「ミュージックコネクティングカード」へ移行し、2015年3月31日付でサービスを終了している。〕」、インディーズでは同年8月にダイキサウンド株式会社と株式会社イーライセンスシステムズが共同で販売を開始した「M∞CARD(エムカード)」、などがある。また、「ミュージック・カード」は登録商標ではないため、前述の日本国外のメーカーで制作された「ダウンロードカード」とあわせて同種のカードがメディアや報道等で便宜上「ミュージック・カード」「ミュージックカード」と表記・呼称される場合がある。 特定のアーティストの特定の楽曲コンテンツのダウンロードに限定されている、ダウンロードの有効期間が設定されている、という点で、音楽ギフトカード、iTunesギフトカード、mora music cardなどの汎用性のある商品券、プリペイドカード、電子マネーなどとは全く異なる商品である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ミュージック・カード」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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