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ミラビリス・リベル : ミニ英和和英辞書
ミラビリス・リベル
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。


ミラビリス・リベル : ウィキペディア日本語版
ミラビリス・リベル

ミラビリス・リベル』 (''Mirabilis Liber'') は、1520年代フランスで刊行された編者不明の予言集である。フランスで最初に出版された予言アンソロジーで、古今の著名な聖人たちの予言を集めたという体裁になっており、実質的に中世キリスト教終末論を独自の視点で総括したものになっている。何度も再版され、同時代の占星術師神秘思想家たちに対し、直接・間接的に少なからぬ影響を及ぼした。
なお、「ミラビリス・リベル」とは「驚異の書」を意味するラテン語であるが、今日の英語圏、仏語圏の関連文献などでも訳出されることはほとんどなく、半ば固有名詞化しているため、ここでもそのように扱う。
== 概要 ==
『ミラビリス・リベル』は古今の予言〔「預言」と「予言」は別の語だが、未来について語られている場合には基本的に「予言」で統一する。〕を集めたアンソロジーである。本来フランソワ1世神聖ローマ皇帝選挙立候補を支援する目的で作成されたと考えられており、初版の序文にはそれへの直接的な言及がある。編纂者はフランソワ1世を中世以来の世界最終皇帝のモチーフに重ね合わせており、天使教皇にも関心を寄せていることがうかがえる〔Britnell & Stubbs (1986) pp.126-127〕。
本編は2部構成になっており、第1部にあたる第1章から第23章まではラテン語で、第2部にあたる第24章から第33章はフランス語でそれぞれ書かれている。多くの章で出典となる写本や刊本に関する情報が明記されており、編纂者の学究的な自負の表れと見なされている〔Britnell & Stubbs (1986) p.130〕。
その内容は、どの章も「異教徒の脅威」「反キリスト」「世界最終皇帝」「天使教皇」などのうち1つないし複数に関わる文献を集めたものだが、「世界最終皇帝」をフランス王とし、それを補佐する「天使教皇」もリモージュから現われるとする認識が投影されている点で、従来の予言書とは異なっている。
この予言書は初版から10年と経たないうちに何度も再版され、同じ時代のギヨーム・ポステルノストラダムスらに影響を及ぼした。その後、長い間参照されることはなくなったが、フランス革命が起きるとそれを的中させたとして話題になり、18世紀末に再び注目されるようになった。
また、20世紀末以降にノストラダムスの文学的分析が蓄積されるようになると、その起源に関する情報源として評価されるようになった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ミラビリス・リベル」の詳細全文を読む




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