翻訳と辞書
Words near each other
・ ミレ信用組合
・ ミレ島
・ ミロ
・ ミロ (ハイチ)
・ ミロのシカゴ
・ ミロのビーナス
・ ミロのヴィーナス
・ ミロウシュ・ヤケシュ
・ ミロエストロール
・ ミロカロス
ミロク
・ ミロクローゼ
・ ミロクンミンギア
・ ミロク情報サービス
・ ミロコマチコ
・ ミロシェビチ
・ ミロシェビッチ
・ ミロシェヴィチ
・ ミロシェヴィッチ
・ ミロシュ


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

ミロク : よみがなを同じくする語

369 (ミュージシャン)
弥勒
弥勒 (作詞家)
弥勒 (曖昧さ回避)
ミロク : ミニ英和和英辞書
ミロク
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。


ミロク : ウィキペディア日本語版
ミロク

株式会社ミロクは、高知県南国市に本社を置く猟銃工作機械、木材を使用した自動車部品などを製造・販売する企業の持株会社である。
== 銃器製造 ==
ミロクの銃器製造は1892年土佐藩鉄砲鍛冶の末裔であった鉄砲職人、弥勒蔵次【第37回】知られざる精密技術を持つ企業のルーツは山内一豊 〕によりの銃器の製造が開始された事に端を発する。蔵次の息子で後にミロク工作所の創業社長となる弥勒武吉(1890年12月21日-1968年9月14日)〔弥勒武吉 とは - コトバンク 〕も鉄砲職人であり、戦前及び第二次世界大戦中に日本軍向けの銃器の製造に携わった経験を元に、戦後に弟子の井戸千代亀(のち2代目社長)と共にミロク工作所を設立する。英語社名の「B.C Miroku」のBは武吉、Cは千代亀のイニシャルにちなんだものである〔〕。
会社設立当初は連合国軍最高司令官総司令部により日本国内での銃器製造が禁じられていた事から、1951年までは捕鯨砲の製造が事業の主力であった。捕鯨砲自体は会社設立前の1934年より製造実績のあった製品であるが、当時ノルウェーからの高価な輸入品しか存在しなかった事や〔、生涯捕獲頭数9,104頭の世界記録を持ち大洋漁業の名砲手と謳われた泉井守一 (1904年-2002年)の激賞を受けた事もあり〔、安価なミロクの捕鯨砲は評判を呼んだ。
サンフランシスコ平和条約が締結され、日本が主権を恢復した1951年、国内での銃器製造の解禁と共に元折単身散弾銃の製造を開始し、翌1952年には元折水平、1961年には元折上下二連散弾銃の製造を手掛けるようになる。この時期のミロクの元折式銃器は、シンガー日鋼製と共に、川口屋林鉄砲火薬店(現:株式会社川口屋)の販売網にて、「K.F.C」ブランドでの販売が行われていた。同時期、北米市場にはチャールズ・デーリー社を通じて1963年より輸出が行われていたが〔B.C. MIROKU OVER/UNDER SHOTGUNS also sold under the name, CHARLES DALY made in JAPAN 〕、両者の販売網の元ではミロクが製造元である事を表記する事が出来なかったようで、この時期のミロク銃の多くは「B.C MY Luck」の銘が刻まれていた。1966年にはブローニング・アームズ社からの業務提携を獲得し、同社の散弾銃のOEM製造を開始。1972年に日本油脂と合弁で独自販社のニッサンミロクを設立、KFCへの商品供給を打ち切って自社ブランドでの販売体制を確立する〔。チャールズ・デーリー社経由での輸出も1976年には終了した〔。会社設立初期よりミロクを支えていた捕鯨砲も、日本の商業捕鯨が最盛期に差し掛かる1960年には生産を縮小し、猟銃生産に経営資源を集中させていった〔Miroku Revolver 〕。
2014年現在は自社ブランドのB.C Miroku名義の散弾銃を製造する他、ブローニング・アームズ社ブランドの散弾銃やウィンチェスター・リピーティングアームズ社ブランドの小銃(ライフル)のライセンス生産(OEM製造)も手掛けている〔http://www.miroku-jp.com/gun/winchester/index.html〕。2004年時点で年間12万挺の製造実績があるが、うち99%が輸出に回され、国内市場への供給は1%程度である。銃器以外ではガンドリルの製造販売や、トヨタ自動車等の高級車向けの木製ステアリング・ホイールシフトノブの供給を手掛けているが、これらはいずれも銃器造りの技術から発展したものである〔〕。
2009年に国内で最後に残った競合相手であった新SKB工業が自主廃業した事で、三進小銃器製造所のようなオーダーメイド型式の小工房を除いては、国産の量産散弾銃メーカーは実質的にミロク製作所のみとなった〔「おせっかいが無くなったら、うちじゃなくなる」 堀川洋幸さん ミロク製作所 - 四国びと 2012年3月26日〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ミロク」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.