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ムカゴトラノオ
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ムカゴトラノオ
ムカゴトラノオ(零余子虎の尾、学名:''Bistorta vivipara'' )はタデ科イブキトラノオ属の多年草〔〔『日本の野生植物 草本II 離弁花類』p.18〕〔『山溪カラー名鑑 日本の高山植物』p.508〕〔『新牧野日本植物圖鑑』p.78,p.1353〕。 == 特徴 == 多年草で全体に無毛。地下の根茎は太く塊状になる。根出葉は数個つき、長い筒状の鞘をもつ葉柄があり、葉身は長さ1-12cm、幅0.5-3cmになる広楕円形から披針形で、基部は心形からくさび形になる。葉質は厚く、表面は深緑色で光沢があり、裏面は粉白色を帯び、網目状の葉脈がある。茎は根出葉の間から直立し、枝を分けないで、高さ5-30cmになり、茎につく葉は互生し、小さくて細く、葉柄はない〔〔〔〔。 花期は6-9月。茎先に穂状花序を1個つけ、花穂は細長く、長さ2-10cmになり、白色または淡紅色の花を密につけ、下部の花はとっくり形のむかごになる。花に花弁はなく、萼が花冠状に深く5裂し、萼片は長さ2-3mmになる。雄蕊は8個あり、花糸は萼片より少し長い。子房の先に花柱が3個つく。果実は3稜をもつ長さ約3mmの痩果になるが、ふつう花が終わっても結実することはない。花穂の下部につくむかごが穂軸から落ち、新苗となり繁殖する性質をもつ〔〔〔〔。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ムカゴトラノオ」の詳細全文を読む
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