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ムカシザトウムシ目 Phalangiotarbi は、クモ綱に属する絶滅群。古生代石炭紀から知られ、クモ綱の化石の三割を占める。ややザトウムシやダニに似た動物。 学名はギリシャ語のphalangion(クモ)とtarbos(恐ろしい)から。腹部前半が萎縮する事から短腹類の名もある。 ==特徴== 体長15mm程度の、小型ないし中型のクモ類。ずんぐりしたくびれのない胴体を持つ。頭胸部は一つの胚甲に覆われ、腹部は多数の節に分かれる。触肢は小さく、歩脚は発達する。 前体部は頭胸部にあたり、背面は一枚の背甲に覆われる。背甲は方形か三角形。腹面にある胸板は三ないし四に分かれる。 眼は背甲前方の左右にあり、平面に二眼ずつ、あるいは眼丘に三個が集合して、計四ないし六眼となっている。鋏角は三節で鋏状、目立たない。触肢は六節で細くて小さい。その基部は下顎になっており、口器に参加する。歩脚は七節、全て歩脚型で各節に差が少なく、特殊化は見られない。ただし、第一脚のみが非常に細長くなっているものがあり、触角のような感覚器として使われたのではないかと考えられている。類似の現象は現生のザトウムシ目にも見られる。 後体部は腹部にあたり、幅広くなっている。腹部の体節は10から11で、そのうち前方の4ないし6節はごく短縮されて、そのため腹部が縮んだようになっている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ムカシザトウムシ目」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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