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ムシトリスミレ
ムシトリスミレ(虫取菫、学名:''Pinguicula vulgaris'')はタヌキモ科ムシトリスミレ属の食虫植物の一種。スミレに似た花をつける。 ==特徴== 北海道から四国にかけての高山(亜高山帯)の岩の上などに生える。高山性のムシトリスミレ属はアルカリ性を厭わないものが多く本種もしばしば石灰岩や蛇紋岩上に生育する。 花は一見スミレに似ているが、花弁が合着しており、類縁は遠い。根元に数枚の葉をひろげてロゼットをつくる。葉は長楕円形で長さ3-5cm、葉柄がない。葉の表面は天辺に粘液の球を付けた細かい腺毛で覆われ、粘りつけられ動けなくなった虫を消化吸収する。 花期は6-8月。花茎は高さ5-15cm立ち上がるが次第に曲がって先端は下を向き、その先に横向きの花をつける。花は唇花型で、紫色、後方に細長い距を出す。花色は個体差が大きく完全な白花(シロバナムシトリスミレ)も見つかっている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ムシトリスミレ」の詳細全文を読む
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