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ムスタン王国(Mustang kingdom)(チベット語の音からMun Tanとも綴られる)は、かつて存在したネパール領の自治王国で、2008年まで存続した。ムスタンとはチベット語で「肥沃な平原」の意味。現在はネパール連邦民主共和国ダウラギリ県ムスタン郡。 == 地勢 == ネパールとチベットの国境、ネパール中西部、ダウラギリ地方の北部、ガンダキ川の上流に位置する。南北約81km、東西約64km、面積3,640平方km。ほぼ奈良県と同じ広さである。チベット高原や中央アジアとインド平原を結ぶ回廊にあたるため重要な地点である。 長い間、外国人立ち入り禁止だったために「禁断の王国」とも称される。首都はローマンタン(Lo-Manthang)。人口約9,000人で、住民はチベット人のロッパ族(チベット語で「南の人」の意味)である。そのため、王国はロ王国(Kingdom of Lo)とも言う。言語はチベット語。宗教は、チベット仏教を信仰するなど、チベット文化の影響が大きく、長い間鎖国されていた為、チベットの伝統や文化が破壊されずに原型をとどめている。特に1951年、チベットが中国の軍事侵略を受け併合され中国化されると、ムスタンは「チベットの外のチベット」「古き良きチベット」として知られる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ムスタン王国」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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