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ムネエソ科 : ウィキペディア日本語版
ムネエソ科[むねえそか]

ムネエソ科Sternoptychidae)は、ワニトカゲギス目に所属する魚類の分類群の一つ。深海を主な生息域とする海水魚のみ、2亜科10属67種で構成される。
== 概要 ==
ムネエソ科の魚類は太平洋インド洋大西洋など、世界中の海に広く分布する。キュウリエソ亜科・ムネエソ亜科の2亜科からなり、これら2グループは中層遊泳性の深海魚であるという点で共通するものの、両者の形態には差異が大きい。全体の分布水深はおおよそ50-1,500mの範囲で、海底から離れた中層を不活発に漂い、甲殻類動物プランクトン捕食する。ほぼすべての種類は生物発光を行い、頭部・腹部・臀鰭の基底などに多数の発光器を備える。
両亜科に共通する形態学的な特徴として、鰓条骨は6-10本で3本は上舌骨の上にあること、鰓膜に通常6個の発光器をもつこと、擬鰓(ぎさい、pseudobranch)をもつことなどがある。擬鰓は他の多くのワニトカゲギス目魚類では退化あるいは消失しており、本科の特徴となっている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ムネエソ科」の詳細全文を読む




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