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ムマキル
ムマキル()は、ファンタジー作家J・R・R・トールキンの作品世界中つ国に棲息する巨大な野生動物である。 ==概要== 姿は現生または古代の象に似ているとされるが、赤い目と圧倒的な巨体を持つとされ、高い耐久力も相まって群れでの突進は驚異的な破壊力を持つ。ホビットのビルボ・バギンズの記した「西境の赤表紙本」やその他の記録によると、ムマキルの完全な骨格が発見されたことは一度もなかったが、成獣の体高は15mから30m以上(50~100フィート)にまで達したとされている。口元からは上向きや真正面などさまざまな方向に生えたものも含め、大小6本もの長大な象牙が生えている。〔アラン・リーによる作画など、媒体によっては現生のアフリカゾウなどのように通常の2本牙や幅広の耳など異なる姿で描かれることも多い。〕その巨体とおとなしい性質から古来より南方の地にてハラドリムの民の騎乗・戦闘兵力として調教され、さまざまな形で中つ国の者々に知られてきた(ホビット族には、サムワイズ・ギャムジーら旅の仲間が視認するまではおとぎ話に登場する伝説的な存在のごとく思われていた)。大木や柱のように太い四肢は力強く、胴体だけで家や建物よりも大きく、帆のように大きな耳と小さな赤い目を持ち、長い鼻は大蛇のごとしとされ、さらに背中にはハラドリムらが竹やキャンバスなどでこさえたとされる櫓が載せられるなど戦場では圧倒的な威容を誇っていた。皮膚は分厚く生半可な攻撃ではびくともしないどころか殺すのはほとんど不可能とされ、最も勇敢な馬でさえ本能的な恐怖にとらわれ、その足元に近づくことすらできなかった。せいぜいできることは目を狙ったり混乱させる以外になかったのである。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ムマキル」の詳細全文を読む
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