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ムースペル : ミニ英和和英辞書
ムースペル[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

ムースペル ( リダイレクト:ムスペル ) : ウィキペディア日本語版
ムスペル[ちょうおん]
ムスペル〔『エッダ 古代北欧歌謡集』(谷口幸男訳)、『北欧神話』(米原まり子、一井知子訳。青土社、1992年)、『北欧のロマン ゲルマン神話』(東浦義雄、竹村恵都子訳。大修館書店、1997年)にみられる表記。〕('。ムースペッル〔『巫女の予言 エッダ詩校訂本』(菅原邦城訳)、『北欧神話の世界』(尾崎和彦訳)にみられる表記。〕、ムスペッル〔『生と死の北欧神話』(水野知昭著。松柏社、2002年)にみられる表記。〕、ムースペル〔『北欧神話 宇宙論の基礎構造』(尾崎和彦著)にみられる表記。〕、ムスッペル〔『幻想動物事典』(草野巧著。新紀元社、1997年)にみられる表記。 〕とも)は、北欧神話に登場する、おそらくは巨人の一族である。
にあるの国「ムスペル」に住んでいるとされる〔『エッダ 古代北欧歌謡集』88頁の訳注による。〕。ムースペッル〔『巫女の予言 エッダ詩校訂本』(菅原邦城訳)、『北欧神話の世界』(尾崎和彦訳)にみられる表記。〕、ムスペッル〔『生と死の北欧神話』(水野知昭著。松柏社、2002年)にみられる表記。〕、ムースペル〔『北欧神話 宇宙論の基礎構造』(尾崎和彦著)にみられる表記。〕、ムスッペル〔『幻想動物事典』(草野巧著。新紀元社、1997年)にみられる表記。 〕とも)は、北欧神話に登場する、おそらくは巨人の一族である。
にあるの国「ムスペル」に住んでいるとされる〔『エッダ 古代北欧歌謡集』88頁の訳注による。〕。
== 概要 ==

ムスペルは南方にあるとされる火の国に住むと考えられているためか、しばしば「炎の巨人」といわれている。
彼らはラグナロクにおいて神々との戦いの場に現れるものの、それ以前には神々や人間たちの前に登場することはない。
スノッリのエッダ』第一部『ギュルヴィたぶらかし』第43章では、最も巨大な船「ナグルファル」を持っているのがムスペルだと説明されている。
しかし同51章において、高潮の中に浮かび上がったナグルファルにムスペルが乗っているとはいわれていない。
「ムスペルの子ら」と呼ばれる軍勢は天を裂いて現れ、前後を炎に包まれたスルトを先頭にし、を駆って虹の橋ビフレストを渡り、そのため橋が崩壊してしまうというのである。
また『古エッダ』の『ロキの口論』第42節では、ムスペルは神々の国とムスペルの住む「南」の火の国とを隔てる暗い森・ミュルクヴィズをくぐってやって来るとされ、またスルト同様にフレイと戦うとされている。
しかし同じ『古エッダ』の『巫女の予言』では、ムスペルは「1艘の大きな船」〔『エッダ 古代北欧歌謡集』25頁の訳注では、この船はナグルファルだとされている。〕に乗って「東」の方から現れるとされている。
その船の舵はロキがとっている。
この来襲してくる方角が文献によって南であったり東であったりすること、そしてムスペルの正体自体がよくわからないことから、現在でもさまざまな見解が出されている。(後述)
『たぶらかし』第51章において、ヴィーグリーズに進軍したムスペルの子らは独自の陣形をとり、それが目が眩むほどのものであると描写されている。
この『たぶらかし』において「ムスペルの子ら」が炎の巨人スルトとともに進軍してくるとされているのは、『巫女の予言』とまったく異なる内容であるが、シーグルズル・ノルダルは、スノッリがムスペルとは誰であるかを知らず〔『巫女の予言 エッダ詩校訂本』240頁。〕、前述の『ロキの口論』の内容を証拠として結論づけたと考えている〔『巫女の予言 エッダ詩校訂本』243頁。〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ムスペル」の詳細全文を読む




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