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ムーンライトながらは、東京駅 - 大垣駅間を東海道本線経由で運行する夜行快速列車である。かつては定期列車であったが、2009年(平成21年)3月14日以降は臨時列車として運行されている。 本項では、東海道本線における夜行普通列車の沿革についても記述する。 == 概要 == 「ムーンライトながら」は1996年(平成8年)3月16日のダイヤ改正の際、それまで東京駅 - 大垣駅間で運転されていた通称「大垣夜行」を代替する形で設定された。 1889年(明治22年)7月に東海道本線新橋駅 - 神戸駅間が開業したことにより、同区間で運転された1往復の夜行列車が東海道本線夜行列車の起源といえるが、当時の列車は特に夜行を意識していたものではなく、列車の速度が低いため、東海道本線の全線を通して運転すると夜間帯にも走行する必要があった。以後、東海道本線を走破する普通列車は多数設定されたが、太平洋戦争以後は東海道本線の電化の進捗に伴って普通列車の電車化が進み、同時に運転系統の分割もあって長距離列車の減少が続き、東海道新幹線開業後の1968年(昭和43年)にはわずか1往復となっていた。 最後まで残った1往復の夜行普通列車も、東海道本線東京駅発着の普通列車で唯一の客車列車となっていたことから、合理化のため1968年10月のダイヤ改正をもって廃止されることが決定していたが、廃止反対の要望書が日本国有鉄道(国鉄)本社などに多く寄せられたため、急行形電車を使用して存続することになり、運転区間も東京駅 - 大垣駅間に短縮され、これが後に「大垣夜行」と呼ばれることとになった。 その後も他の夜行定期普通列車が次々と廃止される中、途切れることなく運転され、国鉄がJRに移行した後も東海旅客鉄道(JR東海)に引き継がれ、夜行定期普通列車の孤塁を守っていたが、前述の1996年(平成8年)3月16日改正で373系電車に置き換えられ、全車指定席の快速「ムーンライトながら」となった。 JR以後には、「青春18きっぷ」のシーズンを中心に後述の増発列車も運行される盛況であったが、2002年(平成14年)にバス事業関係の規制が緩和され、それにより低料金の高速バスなどが台頭して利用者が減少し、2009年(平成21年)3月14日からは、定期運用を廃止して青春18きっぷが使用できる夏休みや冬休みを中心とした臨時列車扱いとなり、車両も2013年(平成25年)8月までは、東日本旅客鉄道(JR東日本)所有車両である183系・189系(全車普通車8M2T編成)で運行されていた。その後、2013年(平成25年)12月からはJR東日本が所有する185系電車(全車普通車、4両 + 6両編成)に変更される〔。これに伴い、4号車と5号車との間の通り抜けができなくなっている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ムーンライトながら」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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