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メイシーズ・サンクスギヴィング・デイ・パレード(またはメイシーズ・デイ・パレード、英語:Macy's Thanksgiving Day Parade (Macy's Day Parade)) は、アメリカ合衆国のチェーンストアメイシーズ主催で毎年行なわれるパレード。フィラデルフィアの6abc・ダンキンドーナツ・サンクスギヴィング・デイ・パレードより4年遅く、デトロイトのアメリカズ・サンクスギヴィング・パレードと同じ1924年に開始され、全米で2番目に古くから行なわれているサンクスギヴィング・パレードである。感謝祭(サンクスギヴィング・デイ)の東部標準時午前9時から3時間、ニューヨーク市で行なわれる。 == 歴史 == 1920年代、メイシーズ百貨店の従業員の多くは移民一世であった。新しいアメリカ文化を誇るため、彼らの両親の愛したヨーロッパの形式の祭でアメリカの感謝祭のパレードを行ないたかった。 1924年、パレード(当初はメイシーズ・クリスマス・パレード、後にメイシーズ・サンクスギヴィング・デイ・クリスマス・パレードとなった〔http://social.macys.com/parade2011/#/parade-history〕)は店舗のステージで行なわれた。従業員とプロのエンターテイナーは鮮やかな衣装でハーレムの145番街から34番街のメイシーズの旗艦店まで行進した〔"Santa to Lead a Parade", ''The New York Times'', Nov. 26, 1924, p. 17.〕。フロート車、プロのバンド、セントラル・パーク動物園から貸し出された動物などが出演した〔"Big Christmas Parade!" (advertisement), ''The New York Times'', Nov. 26, 1924, p. 7.〕。今では毎回恒例となっているが、第1回パレードの終盤にサンタクロースがヘラルド・スクエアに迎え入れた。第1回パレードでは、ジョリー・オールド・エルフが34番街のメイシーズの店舗の入り口にあるバルコニーで『子供の王様』として『戴冠』された〔"Greet Santa Claus as 'King of Kiddies'", ''The New York Times'', Nov. 28, 1924, p. 15.〕。パレードは成功し、25万人以上の観客を集め、毎年行なわれるイベントとなった。 アンソニー・フレデリック・サーグ(トニー)(en:Tony Sarg)は若い頃から操り人形を仕事にすることを夢見ていた。ロンドンへ転居後に操り人形の仕事を始め、ニューヨーク市へ転居後は人形で路上パフォーマンスを行なっていた。メイシーズはサーグの才能を聞きつけ、パレードのディスプレイのデザインを依頼〔Sweet, Melissa. Balloons Over Broadway; The True Story of the Puppeteer of Macy's Parade. New York: Houghton Mifflin, 2011. Print〕。サーグはオハイオ州アクロンのグッドイヤー・タイヤ・アンド・ラバー・カンパニープロデュースで大きな動物型のバルーンを作ったが、1927年には生きた動物に取って代わられ、フィリックス・ザ・キャットのバルーンが初登場。この時フィリックスには空気が入っていたが、翌年ヘリウムが使われ、他のバルーンにもヘリウム使用が広がっていった。 1928年のパレードの終盤、バルーンが不意に爆発し、空に放たれた。翌年、安全弁を使用し、また数日浮かんでいられるように再デザインされた。バルーンには住所が縫い付けられ、どこかに飛んだバルーンを見つけてその住所に送るとメイシーズからプレゼントが貰えた。 1930年代、パレードの規模は徐々に拡大し、1933年には観客は100万人を越えた。1934年、ミッキーマウスのバルーンが初登場。ニューヨークのローカル・ラジオ局で1932年から1941年まで放送され〔WOR schedule, "Today on the Radio", ''The New York Times'' Nov. 24, 1932, p. 40. "Radio Today", ''The New York Times'', Nov. 20, 1999, p. 54.〕一時中断し、また1945年から1951年まで放送された〔"Radio Today", ''The New York Times'', Nov. 22, 1945, p. 36. "On the Radio", ''The New York Times'', Nov. 22, 1957, p. 58.〕。 1942年から1944年、パレードはゴムやヘリウムが必要な第二次世界大戦のため一時中断した〔"Mayor Plays Role of Dragon Slayer", ''The New York Times'', Nov. 14, 1942, p. 17.〕〔"Get Set, Children, and Your Parents, Too; Genii Are Coming in Thanksgiving Parade", ''The New York Times'', Nov. 14, 2010, p. 27.〕。1945年に再開され、パレードの行程は2008年まで変わらなかった。1946年の実際のパレードを使用して撮影された1947年の映画『三十四丁目の奇蹟』により、このパレードはアメリカの文化において確固たる地位を築いた。1948年、全米に初テレビ放送。これを機に『メイシーズ・デイ・パレード』という呼称が広がった。 1984年からサウスダコタ州スーフォールズのレイヴン・インダストリーズにより製造されている。 メイシーズはまたニューヨークでのパレードの2日後、ペンシルベニア州ピッツバーグのより小さいセレブレイト・ザ・シーズンズ・パレードの後援もしている。アメリカの他の地域でも感謝祭のパレードを実施している所もあるが、それはメイシーズ後援ではない。全米最古の感謝祭パレード(当時のギンベルズ・パレード、現在の6abc・ダンキンドーナツ)は1920年フィラデルフィアで行なわれた。その他のパレードはイリノイ州シカゴのマクドナルド・サンクスギヴィング・パレードの他、マサチューセッツ州プリマス、ワシントン州シアトル、テキサス州ヒューストン、ミシガン州デトロイト、アリゾナ州ファウンテン・ヒルズでも行なわれている。またアメリカ国内のディズニーの2箇所のテーマパークでも行なわれている。ニューヨーク都市圏からのコネチカット州スタンフォードでもUBSのバルーン・パレードが行なわれている。このパレードは感謝祭前の日曜日に行なわれるためメイシーズのパレードとは競合しない上に、通常はキャラクターが被ることはない。 古いタイプのロゴは2005年まで使用された。2006年は特別なロゴが使用された。それ以降毎年新しいロゴが使用されるようになった。しかしロゴを目にする機会は少なく、テレビ中継をしているNBCは筆記体の『Macy's』と太字の『Thanksgiving Day Parade』の独自のロゴを使用しているため公式ロゴは使用されない。公式ロゴは特別観覧席のチケットやスタッフのIDバッジなど、メイシーズのみが使用できる。スタッフが着るジャケットはまだ古いロゴが使われ、ロゴを見つける可能性があるとしたらこれのみである。 2006年、事故やバルーン関連の怪我の防止のため新しい安全基準が設けられた。バルーンが制御不能になりかねない危険な状態かどうかを運営側が判断するための風力測定器を導入する。また、風が強い場合はバルーンを地面に近づけるようにするため、運営側は風力の測定をする。気象予報で風速より高い場合は全てのバルーンを撤去する〔Ross, Shannon (November 23, 2011). No balloons for Macy's parade? . ''WIVB-TV''. Retrieved November 23, 2011.〕。 2007年、『パペットリー・インターナショナル』が発行され、バルーン操縦者になるためにはどうするかということが書かれている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「メイシーズ・サンクスギヴィング・デイ・パレード」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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