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ガントリークレーン (:en:gantry crane)とは、一般にレール上を移動可能な構造を持つ門型(橋脚型)の大型クレーンである〔ガントリークレーン - 小学館 デジタル大辞泉(コトバンク)〕。 橋型クレーン〔ガントリークレーン - 三省堂 大辞林(weblio辞書)〕、門型起重機〔、ブリッジクレーン〔ともいう。 なお、ガントリー(gantry)とは、門型の構造物を指す言葉〔ガントリー - 三省堂 大辞林(コトバンク)〕〔鉄塔#形状による分類の門型鉄塔(ガントリー鉄塔、gantry tower)も参照のこと。〕。「カントリークレーン」は誤表記。 日本では、港湾の岸壁に設置されてコンテナなどの貨物の積み卸しを行うクレーンであるコンテナクレーン〔を指すことも多く〔ガントリークレーン - 神戸港埠頭株式会社WEBサイト〕〔「ガントリークレーンの説明」 - 港湾空港情報:仙台塩釜港(仙台港区)(国土交通省 東北地方整備局 塩釜港湾・空港整備事務所)〕、それは特定重要港湾、重要港湾のほとんどに設置され、貨物の荷役の効率化で欠かせない機械の一つである。コンテナによる単位輸送(:en:Unit load)方式によって、天候にも労働条件にもあまり左右されずに荷役ができる。 == 定義 == ガントリークレーンについての直接的で公的な定義は、日本では存在しないが、以下の広義と狭義に分けられる。 ;広義のガントリークレーン(本来の定義) 門型の構造物により、吊り上げる対象物や作業域をまたがるクレーンである。 一般社団法人日本クレーン協会のクレーンの種類及び形式の分類〔クレーンの知識 - 一般社団法人日本クレーン協会〕には「ガントリークレーン」という表現そのものの記載がないが、形状から橋形クレーンがそれに当る。(橋形クレーンがガントリークレーンの日本語訳と思われる)。 ;狭義のガントリークレーン(日本における通称的表現) 港湾におけるコンテナ荷役を取り扱うクレーンの内、岸壁側荷役を行うクレーンを呼ぶ。 国土交通省の港湾荷役機械の公式の整理〔参考資料 - 国土交通省 港湾施設の維持管理〕では、軌道走行式荷役機械のうち、 船舶との荷役に供する橋形のクレーンをコンテナクレーンと呼んでいる。これは、一般社団法人日本クレーン協会の分類表〔クレーンの知識 - 一般社団法人日本クレーン協会〕に照らすと、橋形クレーンの内のクラブトロリ式橋形クレーンに当るものと思われる。 近年、国土交通省の「ガントリークレーンの標準化等検討会」では、これをガントリークレーンとも呼び始めた〔参考資料 - 国土交通省 ガントリークレーンの標準化等検討会〕。同検討会での呼称は、一般及び港湾荷役業界で広まった通称を使用しているものと思われる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ガントリークレーン」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Gantry crane 」があります。 スポンサード リンク
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