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メガラクネ : ミニ英和和英辞書
メガラクネ[めが]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

メガ : [めが]
 【名詞】 1. mega- 2. 10^6 3. (P), (n) mega-/10^6

メガラクネ ( リダイレクト:メガラシネ ) : ウィキペディア日本語版
メガラシネ[めが]

メガラシネ(''Megarachne servinei''、メガラクネとも)は、古生代石炭紀に生息していた絶滅した節足動物。アルゼンチンのコルドバ近くの石炭紀前期(ペンシルベニア紀)の淡水層の中で見つかった。発見当初はクモの化石とされたが、その後ウミサソリの一種であると分かった。
==発見==

メガラシネは、もともと、アルゼンチンの古生物学者であるMario Hünickenによって1980年に記載された。正基準標本は、アルゼンチンのBajo de Véliz層のポーラーメンバーから採取され、アスラン年代(2.989±000.15から2.950±000.18 億年前)と測定された。Hünickenは、15ミリメートルの円形の目の隆起が頭の中心に両目の間に位置している甲の構造、ヘラ状の鋏角と識別した背甲の前部の構造、「適度に毛深い」腹部として識別した体節の背後の円形の構造から標本をクモと誤って同定した。Hünickenの同定は、正基準標本のX線マイクロトモグラフィーに大きく依存し、加えて隠された構造は、X線写真から推定された〔。
脚長は、50センチメートルであると推定され、これまで最大のクモであるとされたルブロンオオツチグモ()が脚長が約30センチメートルであることからメガラシネが史上最大のクモであるとされた。これにより、巨大なクモとしてのメガラシネの復元姿は、人気の展示物となり、世界中の博物館で展示された〔。
標本をクモとして同定することに、クモ学者らによって疑問が持たれた。Hünicken自身でさえ、化石の形態に矛盾を認めた。しかし、正基準標本は、大金庫(bank vault)に保存され、古生物学者らは、その石膏模型しか手にする事ができなかった〔。
2005年には、より完全な標本が同じ産地の層準から採取された。イギリスの古生物学者でありクモ学者であるポールA.セルデンとアルゼンチンのクモ学者であるHünickenとJosé A Corroncaからなる研究チームは、新たな発見に照らして正基準標本を再検討した。彼らの結論はメガラシネはクモではなく、クモサソリ、およびカブトガニとの関連のある絶滅した鋏角亜門であり、それは一般的に「海のサソリ」として知られている大型のウミサソリ〔〔であるとした。他のウミサソリとの形態学的な比較により、メガラシネは、ペルム紀から石炭紀に存在した大型広翼類に最も密接であることが示された。その大型広翼類は、''Woodwardopterus scabrosus''であり、ただひとつの標本からのみ知られている〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Megarachne 」があります。




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