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デキストロメトルファン(Dextromethorphan 、DXM)は鎮咳去痰薬の一つであり、鎮静作用及び解離作用を持つモルフィナン系薬物である。商品名メジコンで販売されている。後発医薬品が販売されているほか、風邪薬や鎮咳薬の成分として一般用医薬品にも含まれている。その他、鎮痛剤またはオピオイド増強剤としてペインクリニックで用いられたり、依存症の治療での心理学的特性を持つ。剤形としては、錠剤、散剤、シロップ剤、トローチ剤(海外)である。通常臭化水素酸塩水和物として使用されるが、イオン交換樹脂であるポリスチレンスルホン酸に吸着させた製剤もある。純粋な状態では白色粉末で、味は苦い〔。 DXMはとして使われる事もある。添付文書等で指示された量を超えて服用すると、解離性の解離性幻覚として作用する。作用機序は一つではなく、非選択的かつ作働薬である。更に、DXMとその主な代謝産物である(DXO)は、高用量でとして作用し、ケタミンやフェンシクリジンといった解離性麻酔薬とは似ているが異なる解離状態を作り出す。またDXOが更に代謝された3-メトキシモルヒナンはラットで、DXO以上DXM以下の局所麻酔作用を示す。 == 適応 == 日本の医療用医薬品で認められている効能・効果は「咳嗽(感冒、急性気管支炎、慢性気管支炎、気管支拡張症、肺炎、肺結核、上気道炎、気管支造影術、気管支鏡検査 に伴うもの)」である〔。クレゾールスルホン酸カリウムとの配合剤は、肺結核や百日咳の咳嗽及び喀痰喀出困難にも使用出来る。 2010年、米国FDAはデキストロメトルファン・キニジンの配合剤(英語版)を情動調節障害(PBA)の治療に用いる事を承認した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「デキストロメトルファン」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Dextromethorphan 」があります。 スポンサード リンク
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