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メセナ () とは、企業が主として資金を提供して文化、芸術活動を支援することである。ただし、企業による資金以外の経営資源(人材・施設等)による支援も少なからず行われている。また、企業による事業主催なども含まれる。代表的なものに財団などを通じた資金的バックアップや、企業が主催するコンサートやオペラの公演、スポーツなど各種イベントの開催などがある。 企業がメセナに貢献すべきという理由としては、『''企業は経済活動のために環境に負荷を与え資源を浪費する。同時に文化を支える人材を労働力として収奪してしまうため、文化で次世代に還元する必要がある。''』ということが言われている〔朝日新聞2014/09/27朝刊別冊 企業メセナ協議会 前会長 福原義春氏「メセナの未来」より〕。 (公社)企業メセナ協議会は、「メセナ」を「芸術文化振興による社会創造」と定義し、地域の発展や次世代育成などさまざまな社会課題に対応する活動の推進に力を注いでいる。 はフランス語で、「文化の擁護」を意味する。これは、ローマ帝政時代の初代皇帝アウグストゥスの政治的助言者であったガイウス・マエケナスの名に由来するものである。彼は経済的に恵まれないウェルギリウスやホラティウスといった若い詩人たちを後援者したことでも有名で、文化の擁護や育成に尽力した。 == 欧米におけるメセナ == 欧米ではメセナは比較的早くから始まり、1967年に設立されたアメリカの企業芸術擁護委員会(BCA)、1976年に設立されたイギリスの芸術助成協議会(ABSA)、1979年に設立されたフランスの商工業メセナ推進協議会(ADMICAL)などの団体が活動している。 また世界展開を行っている企業では、地域のイベントに協賛するなどしている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「メセナ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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